この記事の要点: TOPPANホールディングス傘下のTOPPAN株式会社は、流通コードの国際機関GS1が策定した最新のタグデータ規格「TDS2.0」に対応するRFIDソリューションを開発しました。本ソリューションは、株式会社島津製作所のECDセル在庫管理業務に採用され、製造業界における「TDS2.0」対応RFIDタグおよびシステムの導入事例として国内初となります。データベースに依存しない高度な個体識別と、部門間をまたぐシームレスな情報連携を実現します。
発表内容のポイント
- タグ自体に製造日やロットなどの詳細データを直接格納でき、外部DBの参照が不要
- 国際標準規格への準拠により、異なる部門やシステム間での連携コストを削減
- 島津製作所のECDセル在庫管理に採用され、規制関連データの確実な管理に貢献
発表の背景
製造現場や物流プロセスにおいて、RFIDを活用した個体管理やトレーサビリティーの重要性が高まっています。しかし、従来のRFIDタグは格納できるデータ容量に制限があり、詳細な属性情報をモノ自体に持たせることが困難でした。また、部門や企業ごとに独自の識別コードで運用すると、システム連携時に多大なコストが発生するという課題がありました。TOPPANは、これまでに培ったGS1規格準拠のRFID開発ノウハウを活かし、大容量データ格納と国際標準への準拠を両立するソリューションを開発しました。
何が発表されたのか
今回開発されたソリューションが対応する「TDS2.0」は、通常の商品コードに加え、シリアル番号、製造日、ロットナンバーなどの詳細な属性情報をタグ内に直接書き込むことができます。これにより、通信環境がないオフラインの現場でも、タグを読み取るだけで即座に詳細情報を確認可能です。さらに、世界中で重複しないユニークな識別コードで運用できるため、マスタデータを参照するためのデータベースを個別に構築する必要がありません。TOPPANは独自の技術により、この規格に対応する大容量RFIDタグの供給体制を整えました。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産管理やDX推進において、仕掛品や部品のトレーサビリティー確保は極めて重要です。特に多品種・多量な製品を扱う現場や、グローバル展開する企業では、部門間や海外拠点とのデータ連携が課題となります。島津製作所の事例では、国の規制に関連する表示付認証機器番号など、多岐にわたるデータ管理が必要な「ECDセル」の在庫管理に本ソリューションが導入されました。外部データベースに依存せず、モノ自体に詳細な情報を持たせることで、ネットワーク環境に左右されない確実な個体識別と安全管理が可能になり、業務効率化と品質保証体制の強化に寄与します。
現場で確認したいポイント
- 自社の生産・在庫管理において、オフライン環境でのデータ確認が必要な工程があるか
- 異なる部門や海外拠点との間で、部品や製品の識別コードの統合に課題を抱えていないか
- ロット情報や製造日など、製品に紐づく属性情報をタグ自体に持たせるメリットがあるか
確認しておきたい点
本ソリューションの導入にあたっては、既存の生産管理システムや在庫管理システムとの連携方法、および「TDS2.0」規格に対応した読み取りリーダーの選定や導入コストについて、事前にTOPPANへ確認する必要があります。
関連リンク
- 関連ページ:TOPPANによるTDS2.0対応RFIDの開発プレスリリース
- 発表企業サイト:TOPPANホールディングスのニュースリリース一覧
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | TOPPANホールディングス株式会社 |
| 発表日時 | 2026-09-04 10:01:48 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |