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ニッスイとWWF、インド産すり身原料の持続可能性向上へ漁業改善プロジェクトを開始

WWFジャパンとニッスイが5年間のパートナーシップ契約を締結。インド西海岸におけるすり身原料魚のトレーサビリティ改善や資源管理に取り組み、水産加工品サプライチェーンの持続可能性を高めます。

生産現場のシステムNAVI編集部
ニッスイとWWF、インド産すり身原料の持続可能性向上へ漁業改善プロジェクトを開始

この記事の要点: 公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)と株式会社ニッスイは、持続可能な水産資源の利用と海洋環境保全を目指し、5年間にわたるコーポレート・パートナーシップ契約を締結しました。両者はWWFインドや現地関係者と連携し、インド西海岸におけるすり身原料魚の漁業改善プロジェクトを推進します。調達から製造に至るサプライチェーンの持続可能性向上を図る取り組みです。

発表内容のポイント

  • イトヨリダイやタチウオなど、すり身原料魚の資源評価や漁業管理を強化
  • MSC漁業認証規格に基づき、混獲削減やトレーサビリティの改善を段階的に実施
  • インド西海岸の5州を対象とし、現地の漁業者や行政機関とも連携して推進

発表の背景

かまぼこやちくわなどの原料となる「すり身」は、日本国内だけでなく海外でも需要が高まっています。近年、その主要な供給国としてインドの重要性が増す一方で、インド西海岸のアラビア海における漁業では、資源状態に関するデータ不足や幼魚の漁獲、混獲といった課題が指摘されていました。海洋生態系や生物多様性への影響が懸念される中、持続可能な調達体制の構築が急務となっていました。

何が発表されたのか

本プロジェクトは2026年7月から2031年6月までの5年間実施されます。対象魚種はイトヨリダイ、タチウオ、エソ、ヒメジの4種に拡大され、インド西海岸沿岸のグジャラート州やマハラシュトラ州など5州にまたがる広範な地域で展開されます。具体的な活動としては、MSC漁業認証規格に準拠した資源評価や漁業管理体制の構築、混獲の削減、生息環境への影響把握と低減、そしてサプライチェーンにおけるトレーサビリティの改善に段階的に取り組みます。

製造業・生産管理への見方

食品製造業において、原材料の持続可能な調達(サステナブル・ソーシング)とトレーサビリティの確保は、安定生産と企業価値の維持に直結する重要なテーマです。特に水産加工分野では、自然資源に依存する割合が高く、調達先の環境負荷や資源枯渇リスクがそのまま操業リスクとなります。今回のニッスイの取り組みは、単なる買い手としての調達にとどまらず、現地の漁業管理やトレーサビリティ改善に直接関与することで、原料供給網の長期的な安定化を図る製造業DX・サプライチェーン管理の先進事例と言えます。

現場で確認したいポイント

  • 自社製品の主要原材料において、調達先の環境負荷や資源枯渇リスクが把握できているか
  • サプライチェーンの上流(海外の一次生産現場など)におけるトレーサビリティが確保されているか
  • 国際的な認証規格(MSCなど)に準拠した調達基準の策定や見直しが進められているか

確認しておきたい点

本プロジェクトは5年間にわたる長期的な取り組みであり、トレーサビリティの改善や資源管理体制の構築は段階的に進められます。現地の漁業慣行や行政との調整状況によっては、具体的な成果や認証取得までに時間を要する可能性があります。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 WWFジャパン
発表日時 2026-09-04 13:00:02
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