この記事の要点: 株式会社WOGOは、機械設計向けのAI自動製図ソフトウェア「Hacadly 2D自動製図」の先行提供を開始しました。本システムは3D CADのアドインとして動作し、3Dモデルと基準面などの補足情報を与えるだけで、投影図の配置から寸法、公差、注記、表題欄の作成までを数分で自動生成するものです。設計者の工数を圧迫していた「図面バラシ」作業を自動化し、出図業務の効率化と品質の標準化を支援します。
発表内容のポイント
- 3Dモデルから寸法・公差・注記入りの2D図面を数分で自動生成し、製図工数を削減
- CADアドインとして動作し、SOLIDWORKSやiCADのネイティブ図面として出力可能
- 「穴基準」や「面基準」など、各社固有の製図ルールに合わせた描き分けに対応
発表の背景
3D CADによる設計が普及した現在でも、加工や検査といった製造現場の実務では2D図面が基準となっています。そのため、設計後に3Dモデルから2D図面を起こす「図面バラシ」の手作業が残り続けており、設計者の工数の3〜5割を占めるケースもあります。また、従来のCAD標準の自動寸法機能では、各社固有の寸法基準や流儀を再現できず、二重寸法の発生や手戻りが生じる課題がありました。
何が発表されたのか
「Hacadly 2D自動製図」は、3Dモデルを指定し、基準面や投影図、データムなどのルールを選択するだけで、自動的に2D図面を生成します。全寸法の自動記入を基本方針としており、記入漏れによる検図負担や手戻りを防ぎます。生成された図面は、iCAD SXやSOLIDWORKSのネイティブ図面として書き出されるため、CAD上でそのまま編集が可能です。対象部品は板金・切削で、今後は溶接や部品表への対応による製缶品などへの拡張も予定されています。
製造業・生産管理への見方
設計部門における「図面バラシ」は、単純作業でありながらミスが許されない高負荷な工程です。本システムの導入により、設計者がより付加価値の高い設計業務に集中できる環境が整います。また、ベテラン設計者のノウハウに依存しがちだった寸法の入れ方や注記ルールをシステム化することで、誰が描いても同じ品質の図面を出力できるようになり、設計品質の標準化と、後工程である製造現場とのコミュニケーション円滑化が期待できます。
現場で確認したいポイント
- 自社で利用している3D CAD(SOLIDWORKS、iCAD等)のバージョンに対応しているか
- 自社独自の製図基準や図枠・表題欄のフォーマットをどこまでシステムに落とし込めるか
- 無料トライアルを活用し、実際の自社3Dモデルで期待通りの図面が生成されるか
確認しておきたい点
本ソフトウェアの現在の対象部品は板金・切削のみです。溶接や部品表を伴う製缶品などの複合品については、今後のアップデートによる対応予定となっています。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社WOGOの公式ウェブサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社WOGO |
| 発表日時 | 2026-08-31 16:09:38 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |