この記事の要点: 株式会社シムトップスは、個別受注・多品種少量生産向け生産スケジューラ+工程管理システム「DIRECTOR6」が、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社の受託解析業務における工程管理システムとして導入されたことを発表しました。これまで金型や試作、産業装置などの製造業を中心に導入されてきた同システムですが、今回は製造業以外の受託解析・研究開発支援領域における工程管理への適用事例となります。
発表内容のポイント
- 月100件規模、20工程超の複雑な受託解析業務における作業実績の取得を実現
- 3部門の生産性を一気通貫で把握し、直接・間接労務の可視化により標準原価の算出が可能に
- ボトルネック工程の特定によるコスト効率化策の立案や、現場帳票電子化との連携を計画
発表の背景
導入企業のヒューマン・メタボローム・テクノロジーズでは、顧客から提供された試料の成分分析を行う受託解析サービスを展開しています。月100件規模の依頼に対し、3部門に分かれた約30名のスタッフが並行して業務を行っていました。案件によっては20以上の工程が存在し、顧客の要望で工程自体が変化する特性から、従来の紙帳票による記録は属人化し、内製システムへの二重入力も発生するなど、生産性の可視化や改善指示が困難な状況でした。
何が発表されたのか
同社は業務特性に合うパッケージ製品の選定に難航していましたが、実際の運用に沿った工程モデリングのデモンストレーションが決め手となり「DIRECTOR6」を採用しました。導入にあたっては、社内に専門知識を持つ人材が不足していたため、シムトップスのエンジニアが約8カ月間にわたり伴走支援を行い、操作トレーニングやシステム設定の調整を経て稼働に至りました。導入後はほぼ全ての業務で実績データを取得できるようになり、ボトルネック工程の特定やコスト効率化に寄与しています。
製造業・生産管理への見方
今回の事例は、製造業における「個別受注生産」や「多品種少量生産」の工程管理手法が、サービス業や研究開発支援といった非製造業の複雑な業務プロセス管理にも有効であることを示しています。製造現場における金型製作や試作工程と同様に、案件ごとに仕様や工程フローが変動し、限られた人員で複数の案件を並行処理する環境において、生産スケジューラを用いたリソース管理と実績把握が有効な解決策となる好例です。
現場で確認したいポイント
- 自社の多品種少量・個別受注プロセスと、受託解析のような非定型業務の工程管理における共通点
- システム導入時に専門人材が不足している場合、ベンダーによる伴走支援体制が確保できるか
- 実績入力の負荷を軽減するため、現場帳票電子化ツールなど他システムとの連携が視野に入っているか
確認しておきたい点
本システムは個別受注生産向けですが、導入企業における自動スケジュール調整機能の本格的な活用や、現場帳票電子化ソリューション「i-Reporter」との具体的な連携運用は今後の計画段階にあります。
関連リンク
- 株式会社シムトップス 企業サイト:生産スケジューラや現場帳票システムを開発する企業サイト
- シムトップスのPR TIMESページ:シムトップスのプレスリリース一覧
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社シムトップス |
| 発表日時 | 2026-08-27 10:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |