この記事の要点: 調味料食品メーカーのエバラ食品工業株式会社は、2027年4月から適用される新リース会計基準への対応に向け、株式会社マルチブックが提供するグローバルAI ERP「multibook」のリース資産管理機能を導入しました。日本国内6社および海外6拠点のリース資産を一元管理する体制を構築し、これまで表計算ソフトで行っていた分散管理や手作業による集計業務からの脱却を図ります。
発表内容のポイント
- 国内外12拠点(国内6社・海外6拠点)のリース資産を一つのシステムで一元管理
- 既存の会計システムを変更せず、標準の仕訳連携機能によりスムーズな導入を実現
- 新リース会計基準や海外現地の会計基準に対応し、注記情報の出力や連結修正を効率化
発表の背景
2027年4月1日以降に開始する事業年度から、上場企業などを対象に新リース会計基準が強制適用されます。エバラ食品では、これまで国内拠点は日本基準、海外拠点は現地基準に合わせ、それぞれ表計算ソフトでリース資産を管理していました。しかし、拠点ごとに管理が分散し、集計や注記情報の出力、連結修正仕訳を手作業で行っていたため、新基準の適用に伴う実務負荷の大幅な増加が懸念されていました。
何が発表されたのか
エバラ食品が採用した「multibook」は、既存の会計基盤を維持したままリース資産管理機能だけを追加できる点が特徴です。標準機能として仕訳連携が備わっているため、追加費用を抑えて既存システムとデータ連携が図れます。また、各拠点の会計基準に応じた注記情報の集約・出力や、連結修正仕訳の出力にも対応しています。マルチブック社は、海外拠点のシステムセットアップを含めた導入サポートを提供し、スムーズな立ち上げを支援しました。
製造業・生産管理への見方
製造業において、工場設備や物流車両、フォークリフト、IT機器など多岐にわたるリース資産の管理は、生産コストや資産効率に直結する重要な業務です。特に海外に生産・販売拠点を持つグローバル展開企業では、拠点ごとに異なる会計基準への対応や、分散したデータの集計が大きな負担となります。今回の事例は、既存の基幹システムを刷新することなく、法改正対応を契機に国内外のリース資産情報を一元化し、ガバナンス強化と業務効率化を両立させた製造業DXの好例と言えます。
現場で確認したいポイント
- 自社の国内外拠点におけるリース資産の管理方法と、表計算ソフト依存の有無
- 2027年4月適用の新リース会計基準に向けた、システム対応の準備状況
- 既存の生産管理・会計システムと、新規導入する資産管理ツールとの連携性
確認しておきたい点
本システムが提供する「AIリース判定」などのAI機能について、最終的な確認や判断は担当者が行う必要があります。また、既存の会計システムとの具体的な連携仕様や、導入にかかる期間については個別調整が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社マルチブックの公式ウェブサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:マルチブックのプレスリリース一覧が確認できます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社マルチブック |
| 発表日時 | 2026-08-27 09:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |