この記事の要点: 洋菓子・パン製造の株式会社サンラヴィアンは、農林水産省が公募する「令和8年度加工食品CFPに係るモデル事業」に採択されたと発表した。同社は岡山大学との共同研究体制を強化し、製品の原材料調達から製造、流通、廃棄に至るライフサイクル全体での温室効果ガス排出量をCO2換算する「カーボンフットプリント(CFP)」の精緻な算定手法の構築に取り組む。
発表内容のポイント
- 農林水産省が実施する加工食品分野のCFP算定モデル事業に採択
- 岡山大学の天王寺谷教授との共同研究を強化し、学術的知見を算定に反映
- 中小企業が実践できる先進的なCFP算定ロールモデルの創出と業界普及を目指す
発表の背景
食品産業では、原材料の生産から工場の製造工程、物流、消費にいたるサプライチェーン全体で多くの温室効果ガスが排出されており、カーボンニュートラルへの対応が急務となっている。しかし、リソースの限られる中小企業において、ライフサイクル全体を網羅するCFPの算定はハードルが高い。こうした課題に対し、同社は自社がモデルとなることで、持続可能な食品製造業の実現に貢献できると考え応募に至った。
何が発表されたのか
今回のモデル事業において、サンラヴィアンはかねてより共同研究を行ってきた岡山大学学術研究院の天王寺谷達将教授との連携をさらに深める。学術的な知見と、同社が培ってきた洋菓子・パン製造の実践的な現場データを融合させることで、信頼性の高いCFP算定手法を確立する計画だ。今後1年間にわたり、農林水産省および岡山大学と緊密に連携しながらプロジェクトを推進し、中小規模の食品製造現場でも導入しやすい算定プロセスの具体化を図る。
製造業・生産管理への見方
製造業における脱炭素化の要求は、大企業だけでなくサプライチェーンを構成する中小企業にも波及している。特に食品製造分野は、多種多様な原材料調達や温度管理を伴う物流など、排出量算定の境界設定やデータ収集が複雑になりやすい。本取り組みは、岡山県内に2つの製造工場を持つ洋菓子メーカーが主体となり、産学官連携で実効性のある算定モデルを構築する試みである。同様の課題を抱える食品工場や、他分野の中小製造業にとっても、現実的なCFP算定プロセスの先行事例として注目される。
現場で確認したいポイント
- 自社の製造工程におけるエネルギー使用量や原材料データの収集体制が整っているか
- サプライチェーン上の調達先から排出量データの協力を得るための連携体制があるか
- CFP算定を製品の付加価値向上や取引先への提案力強化にどう結びつけるか
確認しておきたい点
本事業は令和8年度のモデル事業であり、具体的なCFP算定対象となる製品ラインナップや、構築された算定手法の具体的な開示時期については現時点で明記されていません。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社サンラヴィアンの公式ホームページです。
- 発表企業のPR TIMESページ:サンラヴィアンのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社サンラヴィアン |
| 発表日時 | 2026-08-25 14:00:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |