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三菱電機、ベルリンでスマートビル実証へ

三菱電機は、旧ベルリン・テーゲル空港跡地のスマートシティ開発地区にて、デジタルツインを活用した既設ビルの省エネ・空調最適化実証を開始。国内で培ったZEB技術を海外の既設ビルに初適用します。

生産現場のシステムNAVI編集部
三菱電機、ベルリンでスマートビル実証へ

この記事の要点: 三菱電機株式会社は、ドイツ・ベルリンのスマートシティ開発地区「ベルリンTXL」において、デジタルツイン技術を活用した既設ビルの省エネ性と温熱快適性の両立、および都市レベルでのエネルギー運用最適化に向けた実証実験を2026年9月1日より開始します。同社が国内の技術実証棟で培ってきたZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)関連技術を、海外の既設ビルへ初めて適用する取り組みとなります。

発表内容のポイント

  • 国内の技術実証棟で培ったビルシミュレーションや最適運転計画技術を海外で初適用
  • 築53年の既設ビルを対象に、デジタルツインを用いた空調システムの最適制御を検証
  • スマートシティとビルの異なるプラットフォーム間を接続し、CO2排出データを連携

発表の背景

三菱電機は、神奈川県鎌倉市にあるZEB関連技術実証棟「SUSTIE」において、ビルの省エネ性と快適性を両立する技術の開発・検証を進めてきました。一方、ドイツのベルリン・テーゲル空港跡地では、都市課題に対応するスマートシティ「ベルリンTXL」の再開発プロジェクトが進行しています。同社は2024年5月に現地管理企業とパートナーシップ契約を締結し、実証に向けた準備を進めてきました。

何が発表されたのか

本実証では、築53年の鉄骨造ビルを実証棟として使用します。建物の断熱性能や設備情報をもとにデジタル空間上にビルの状態を再現する「デジタルツイン」を構築。気候変動や在室人数の変化をシミュレーションし、省エネと快適性を両立する空調の最適運転計画を策定・適用します。さらに、消費電力量から算出したCO2排出量データを定義し、オープンソースのフレームワーク「FIWARE」を介してスマートシティとスマートビルのプラットフォーム間でデータ連携を行います。

製造業・生産管理への見方

製造業や工場キャラバンにおけるエネルギー管理(FEMS)や、生産現場のDX推進において、デジタルツインを用いたシミュレーションと実設備の最適制御は極めて親和性の高い技術です。特に、築年数の経過した古い工場建屋や生産棟における省エネと、作業環境の快適性(温熱環境)の両立は、製造現場のカーボンニュートラル対応において共通の課題となっています。本実証で検証される「既設構造物へのデジタルツイン適用」や「異なるプラットフォーム間でのCO2排出量データ連携」の成果は、将来的な工場群のエネルギー最適化や、サプライチェーン全体でのカーボンニュートラル管理への応用が期待されます。

現場で確認したいポイント

  • 築年数の古い既設建屋に対して、デジタルツインを構築する際の手間やコスト
  • シミュレーションによる予測値と、実際の設備制御における実測値の乖離幅
  • 異なるシステム間でCO2排出量データを相互連携する際のデータモデルの標準化手法

確認しておきたい点

本実証は2026年9月1日から2027年3月31日までの予定であり、具体的な省エネ効果やCO2削減率などの数値目標、および日本国内の工場や一般ビルへの具体的な展開スケジュールについては原文に記載がありません。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 三菱電機株式会社
発表日時 2026-08-25 13:00:02
元記事 PR TIMESで読む

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