この記事の要点: 株式会社ハイクリは、同社が提供するファッション・アパレル業界向けの在庫管理・需要予測AI SaaS「Vestory(ベストリー)」において、株式会社アイルの複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL(クロスモール)」との受注・在庫情報の連携を開始しました。これにより、複数モールや自社ECのデータを個別のシステム開発なしで自動連携し、チャネルを横断した在庫の最適化を支援します。
発表内容のポイント
- 個別開発不要でCROSS MALLから受注・在庫データを自動取り込み可能に
- 複数チャネルに分断されていたデータを統合し、転記作業や入力ミスを削減
- 最新のチャネル横断データに基づき、AIによる需要予測や発注提案の精度を向上
発表の背景
多くのアパレル事業者では、複数のECモールや自社ECサイトで販売を行っており、受注や在庫、発注のデータがチャネルごとに分断されていました。これらをCSV出力や手作業で集約する運用は、入力ミスや更新遅れを招き、需要予測や発注判断の精度を下げる要因となっていました。特にSKU数が多く、シーズンや天候で需要が変動しやすいアパレル分野では、データの分断が在庫最適化の大きな課題となっていました。
何が発表されたのか
今回の連携により、CROSS MALLで一元管理されている各モールや自社ECの受注・在庫データを、1つの接続でVestoryへ取り込めるようになります。チャネルごとに分断されていたデータがVestory上で統合され、横断的な比較・分析が可能になります。常に最新のデータが反映されるため、AIによる需要予測や欠品・過剰在庫を抑えるための発注提案の精度が向上します。これにより、データ集約にかかっていた工数を削減し、担当者が発注判断などの業務に集中できる環境を整えます。
製造業・生産管理への見方
アパレル製品の生産管理や調達において、販売チャネルごとの需要動向を正確に把握することは、過剰生産や機会損失を防ぐために極めて重要です。本連携は、EC販売という下流工程のデータをリアルタイムかつ正確に集約することで、上流の生産計画や発注判断の精度を高める基盤となります。特に多品種少量生産や短サイクルでの追加生産が求められるアパレル製造業において、販売実績と在庫状況をシームレスに繋ぐ仕組みは、サプライチェーン全体の最適化に寄与します。
現場で確認したいポイント
- 自社で利用しているECモールやカートシステムがCROSS MALLの連携対象に含まれているか
- Vestoryへのデータ連携頻度や、反映されるまでのタイムラグが実業務に影響しないか
- 既存の生産管理システムや基幹システムとのデータ連携方法や棲み分けはどうなるか
確認しておきたい点
本システム連携を利用するためには、VestoryとCROSS MALLの両サービスを契約している必要があります。また、既存の基幹システムや生産管理システムと連携させる場合の仕様や追加開発の要否については、個別での確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社ハイクリの企業情報ページ
- 関連ページ:在庫管理・需要予測AI「Vestory」のサービスサイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ハイクリ |
| 発表日時 | 2026-08-20 15:40:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |