この記事の要点: Shining3D Technology Japan株式会社は、ワイヤレス・デュアルフォーム・マーカーレス3Dトラッキングシステム「EinScan Trak」を発表しました。本システムは、1つのシステムで大型対象物の広範囲スキャンから、機械内部や狭所などの微細な形状測定まで柔軟に対応できる設計となっており、製造現場における3Dデジタル化の効率向上に貢献します。
発表内容のポイント
- 対象物へのマーカー貼付が不要で、大型で滑らかな曲面もそのままスキャン可能
- トラッキングモードとハンドヘルドスキャナーモードの2つの形態を1システムで実現
- Wi-Fi 6と内蔵バッテリーによる完全ワイヤレス設計で、広い現場でも快適に動作
発表の背景
大型対象物の3Dスキャンでは、マーカーの貼付作業やケーブルの取り回し、細部測定のための追加作業など、スキャン前後の準備に多くの手間がかかる課題がありました。本製品は、こうした現場の作業負担を軽減し、大型形状の全体把握と局所的な高精細測定をシームレスに両立させることを目指して開発されました。
何が発表されたのか
本システムは、トラッカーと球状スキャナーを組み合わせる「Tracking Mode」と、スキャナーを取り外して独立して使用する「Handheld Scanner Mode」の2つのワークモードを搭載しています。最高0.05mmの解像度に対応し、異なるモードや解像度で取得したデータを1つの3Dモデルに統合可能です。また、19+19本のクロスレーザー、7本のパラレルレーザー、シングルレーザーの3つのブルーレーザーモードを切り替えることで、高速スキャンから深穴・狭所の測定まで最適なアプローチを選択できます。
製造業・生産管理への見方
製造業や生産管理の現場において、図面のない既存設備や金型の3Dデータ化、リバースエンジニアリング、寸法検査は重要なプロセスです。EinScan Trakは、自動車のボディや大型機械、船舶といった大型構造物に対し、マーカーを貼る手間なく迅速にスキャンを開始できます。さらに、専用ソフトウェア「EXModel Series」によるCADデータ変換や、「EXMeasure」による寸法計測・GD&T検査への連携が可能なため、品質管理や補修部品の再製作、治具設計といった一連の製造DXワークフローを大幅に効率化します。
現場で確認したいポイント
- 自社の測定対象物(大型鋳造品、自動車部品、設備等)のサイズや形状に適合するか
- 既存のCADシステムや検査ワークフローとのデータ連携がスムーズに行えるか
- 屋外や高温・低温環境など、実際の測定現場の環境条件(動作温度や照度)を満たしているか
確認しておきたい点
本製品の日本国内における具体的な発売時期、価格、およびデモ機の貸出対応状況については、元プレスリリースに記載がないため、メーカーへの直接の確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業のPR TIMESページ:Shining3D Technology Japanのプレスリリース一覧
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | Shining3D Technology Japan株式会社 |
| 発表日時 | 2026-08-20 18:30:46 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |