この記事の要点: 採用プラットフォーム「エラメク」を運営する株式会社Habinyは、製造業で働く100名を対象に、転職・就職活動における情報収集の実態に関するアンケート調査を実施しました。調査の結果、求職者が最も知りたかった情報の1位は「職場の雰囲気・人間関係」で58%にのぼり、求人票に必ず記載される「年収」への関心は3位(31%)にとどまるなど、定型フォーマットと求職者のニーズに乖離がある実態が明らかになりました。
発表内容のポイント
- 知りたかった情報の最多は「職場の雰囲気・人間関係」で58%、次いで「残業・休日の実態」が53%
- 職種によりニーズが異なり、電子・電気・半導体関連では「年収の上がり方」が60.0%で最多
- 現場の負荷として「立ちっぱなし」が43%、「暑さ・寒さ」が39%など、実態の開示が課題に
発表の背景
製造業における人材確保が課題となる中、従来の求人票に記載される給与や勤務地、資格要件といった基本情報だけでは、求職者が本当に求める「入社後のリアル」を伝えきれていない現状があります。求職者が求める情報と、企業側が求人票で提示している情報のミスマッチを明らかにし、効果的な採用情報発信のあり方を探るために本調査が実施されました。
何が発表されたのか
調査によると、求職者が知りたかった情報の2位は「残業・休日の実態」(53%)でした。また、職種によって求める情報に偏りがあり、食品・飲料関連(62.2%)や機械・自動車関連(76.2%)では「職場の雰囲気・人間関係」が最多だったのに対し、電子・電気・半導体関連では「入社後の年収の上がり方」が60.0%で最多となりました。実際の年収推移では、勤続2年以内は「300万円未満」が79.2%を占めるものの、勤続5年以上になると「500万円以上」が34.1%に上昇しており、こうした長期的な伸びしろが求人票だけでは伝わりにくい構造も浮き彫りになっています。
製造業・生産管理への見方
製造現場の採用活動において、求人票の条件面だけをアピールしても、現場のリアルな環境が伝わらなければミスマッチや早期離職につながるリスクがあります。特に自由回答では、工場内の「立ちっぱなし(43%)」や「暑さ・寒さ(39%)」といった身体的負荷、人間関係の悩みが挙げられており、これらは求人票のフォーマットからは読み取れません。製造業DXや生産管理を進める企業にとっても、自社の作業環境や改善活動、実際の働き方をオウンドメディアやSNSなどで可視化し、職種ごとの関心に合わせた情報発信を行うことが、優秀な現場人材を確保する上で重要になります。
現場で確認したいポイント
- 自社の採用ページや情報発信で、工場の空調環境や作業姿勢などの「現場のリアル」を開示できているか
- 職種ごとのターゲット層に合わせ、求める情報(人間関係やキャリアパスなど)を切り分けて訴求しているか
- 勤続年数に伴う昇給モデルやキャリアアップの実績を、求人票以外の媒体で具体的に提示できているか
確認しておきたい点
本調査は製造業で働く、または勤務経験のある100名を対象とした小規模なアンケート結果であり、すべての製造業や地域に一律に当てはまるわけではない点に留意する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社Habinyの公式ホームページ
- 関連ページ:本調査結果の詳細が掲載されているニュースリリース
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社Habiny |
| 発表日時 | 2026-08-19 08:30:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |