この記事の要点: モースマイクロ(Morse Micro PTY. LTD.)は、同社の第2世代Wi-Fi HaLowシステムオンチップ(SoC)「MM8108」を搭載したQuectel社の通信モジュール「FGH200M」が、FCC、IC、CE、RCMといった主要なグローバル認証を取得し、量産を開始したと発表しました。これにより、IoTデバイスメーカーは無線コンプライアンスの再試験を行うことなく、評価段階から量産段階へ迅速に移行できるようになります。
発表内容のポイント
- 主要なグローバル認証を取得し、開発から量産への移行期間を大幅に短縮可能
- 11.0mm × 10.0mm × 2.0mmの超小型サイズで、スペースの限られた機器に搭載可能
- 850~950MHz帯に対応し、通信距離、スループット、消費電力を柔軟に最適化
発表の背景
従来のWi-Fi規格は通信距離や障害物への強さに課題があり、産業用IoTの現場では長距離通信と低消費電力を両立する新たな通信規格が求められていました。Wi-Fi HaLowは従来のWi-Fiの10倍の通信距離と100倍のエリアカバー力を持ち、スマート工場や産業用自動化に適した技術として注目されています。今回の認証取得により、概念実証から実用・量産フェーズへの移行が容易になりました。
何が発表されたのか
量産が開始された「FGH200M」は、超小型設計でありながら完全に統合されたWi-Fi HaLow接続機能を備えています。850~950MHzの周波数帯向けに設計されており、1、2、4、および8 MHzのチャネル帯域幅に対応しています。これにより、開発者は用途に応じて通信距離、データ転送速度(スループット)、および消費電力を柔軟に調整できます。単一のグローバルSKUとして提供されるため、世界各地の市場に向けた製品展開のプロセスが簡素化されます。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産現場や物流倉庫では、自律移動ロボット(AMR)の制御、広範囲に分散した視覚センシング、各種産業用IoTデバイスの接続において、安定した長距離無線通信が不可欠です。本モジュールは、遮蔽物の多い工場内でも安定した通信を低消費電力で実現するWi-Fi HaLowの導入を後押しします。すでに主要国の電波法関連の認証を取得しているため、自社工場向けのカスタム設備や、自社で開発する産業用機器への組み込みハードルが下がり、開発期間の短縮とコスト削減に寄与します。
現場で確認したいポイント
- 自社工場の既存の無線通信環境(Wi-FiやBLEなど)と比較した、通信距離や遮蔽物への強さの検証
- 自律移動ロボット(AMR)や監視カメラなどのエッジデバイスへの組み込みスペースと電源仕様の確認
- Quectel社の販売パートナーを通じた、日本国内でのモジュール調達ルートとサポート体制の確認
確認しておきたい点
日本国内での利用にあたっては、本モジュールが日本の電波法に基づく技術基準適合証明(技適)をどのような形で取得しているか、また国内の周波数帯(920MHz帯など)における運用条件について、事前に販売代理店等へ確認する必要があります。
関連リンク
- モースマイクロ 公式サイト:Wi-Fi HaLow技術やSoC製品の詳細情報
- 発表企業サイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | Morse Micro PTY. LTD. |
| 発表日時 | 2026-08-04 09:00:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |