この記事の要点: プラスオートメーション株式会社は、株式会社アンドエスティ・ロジスティクスが運営する西宮北物流センターにおいて、複合ロボティクスソリューションの導入を完了し、本格稼働を開始したと発表しました。本システムは、WESとWCSの両機能を備える制御システム「+Hub」を中核とし、自動倉庫と仕分ロボットを統合・協調制御するものです。これにより、保管効率は従来比155%、出荷作業効率は196%に向上しました。
発表内容のポイント
- 自動倉庫「AirRob」の一部をピッキング棚として活用し、高密度保管と柔軟な運用を両立
- 仕分ロボット「t-Sort」を巡回リレーピッキングに適用し、作業者の移動負荷を軽減
- 制御システム「+Hub」により、複数設備と現場オペレーションの進捗を一元監視・管理
発表の背景
アパレルや雑貨などを多店舗・EC展開するグループの物流を担う現場では、高密度な保管と、スピーディかつ高効率な出荷作業の両立が求められていました。既存のロボット単体での運用にとどまらず、それぞれの汎用性と強みを組み合わせ、現場の運用に合わせた全く新しい活用方法を落とし込むことで、限られた倉庫スペースと人員でのオペレーション最適化を目指した背景があります。
何が発表されたのか
今回導入されたシステムでは、ケース自動倉庫「AirRob」の保管棚の一部をピッキング棚として活用する「AirRob PickingWall」を採用しました。作業者が複数の間口から直接ピッキングを行うことで、生産性を高めています。さらに、仕分ロボット「t-Sort」を用いた「t-Sort OPS」をラインピッキングシステムとして運用。ロボットが各ステーションを巡回して商品を収集するリレーピッキング方式により、作業者の検品や移動の負担を減らしています。これら異なる設備や周辺機器を「+Hub」で統合制御し、リアルタイムで進捗を監視しています。
製造業・生産管理への見方
製造業における部品倉庫や、工場に併設された製品出荷センターの自動化・DXを検討する上で、本件は非常に参考になる事例です。単一の自動化設備を導入するだけでなく、自動倉庫と仕分ロボットという異なる役割のシステムを「WES/WCS」を介して協調制御し、現場の進捗状況と連動させるアプローチは、製造ラインと物流が直結する工場内物流の効率化にも応用可能です。また、既存ロボットの仕様に縛られず、ピッキング棚としての併用やリレー方式への応用など、運用の工夫次第で保管効率と出荷効率を同時に引き上げられる点も、生産管理や物流担当者にとって有益な知見となります。
現場で確認したいポイント
- 自社の部品・製品倉庫において、自動倉庫と仕分ロボットを連携させるスペースや運用余地があるか
- 複数メーカーの設備や既存の周辺機器を統合制御できるWES/WCSなどのシステム環境が整っているか
- RaaS(サブスクリプション型)の導入モデルが、自社の設備投資計画や費用対効果に見合うか
確認しておきたい点
本リリースに記載されている導入効果(保管効率155%、出荷作業効率196%)は、アンドエスティ・ロジスティクスの西宮北物流センターにおける特定条件下での実績値であり、導入先の規模や取り扱い商材によって効果が異なる可能性があります。
関連リンク
- プラスオートメーション株式会社:発表企業の公式サイト。物流RaaSや各種ソリューションを紹介。
- プラスオートメーションのPR TIMES:発表企業のプレスリリース一覧ページ。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | プラスオートメーション株式会社 |
| 発表日時 | 2026-08-03 11:00:03 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |