この記事の要点: 株式会社アンドエスティHDの物流子会社である株式会社アンドエスティ・ロジスティクスは、兵庫県神戸市北区の「西宮北物流センター」において、次世代型自動倉庫システム「AirRob PickingWall」および「t-Sort OPS」を導入し、本格稼働を開始しました。高密度保管と定点出荷方式の採用により、在庫保管効率を従来比155%、出荷作業の生産性を196%に向上させ、現場の労働環境改善も図ります。
発表内容のポイント
- 高層ラックを有効活用する次世代自動倉庫の導入により、保管効率155%を達成
- GTP(商品搬送)とBTP(箱搬送)の仕組みで、歩行レスの定点作業を実現
- 固定式コンベアを削減し、ロボット搬送に置き換えることでレイアウトの柔軟性を確保
発表の背景
アンドエスティHDグループは、マルチブランド戦略に対応するため全国7拠点で物流を展開しています。主力ブランドの西日本店舗をカバーする西宮北物流センターにおいて、店舗拡大に伴う出荷キャパシティの確保と、作業スタッフの身体的負担軽減を目指し、2025年6月に稼働した関東のメインセンターに続く形で今回のオートメーション化が実施されました。
何が発表されたのか
導入されたシステムは、最大5.5mの高層ラックを活用して空間利用を最大化する自動倉庫と、小型搬送ロボットを組み合わせたものです。在庫エリアから作業者の元へ商品を運ぶ「GTP」と、出荷箱を自動搬送する「BTP」を実装しました。これにより、従来のように広い倉庫内を歩き回る必要がなくなり、ピッキングと仕分けを同時に完了できる定点作業へと移行。さらに、2段架台構造を採用することで、出荷保留物の滞留にも対応し、全体の運用フローを止めないスムーズな処理を可能にしています。
製造業・生産管理への見方
製造業や生産管理の視点において、本件は「工程間移動の排除」と「固定設備の柔軟化」という工場・倉庫DXの共通課題に対する有効なアプローチを示しています。固定式の大型ベルトコンベアを排除してロボット搬送に置き換えることで、初期投資やメンテナンスコストを抑制しつつ、将来のレイアウト変更に柔軟に対応できる設計となっています。また、入荷効率113%(必要人時89%)、出荷効率196%(必要人時51%)という具体的な省人化・効率化の数値は、自動化投資の費用対効果を検討する際の有益な指標となります。
現場で確認したいポイント
- 自社倉庫や工場内物流において、固定式コンベアからロボット搬送へ代替できる工程があるか
- ピッキングと仕分けを同時並行で行う定点作業(GTP/BTP)を導入できるスペースがあるか
- 高層ラックを導入するにあたり、天井高や床荷重などの建屋仕様が適合しているか
確認しておきたい点
本システムを導入したことによる初期投資額や、具体的な投資回収期間については原文に記載がありません。また、他社システムとの連携性や、アパレル以外の重量物・異形物への対応力については別途確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社アンドエスティHDの公式企業サイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:アンドエスティHDのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社アンドエスティHD |
| 発表日時 | 2026-08-03 11:00:03 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |