この記事の要点: 半導体・電子部品の正規代理店であるマウザー・エレクトロニクスは、Texas Instruments(TI)社製の車載認証取得済み1.5W絶縁型DC/DCモジュール「UCC33420-Q1」の取り扱いを開始しました。本製品は、独自の「IsoShield」テクノロジーを採用し、高い電力密度と小型化を実現した電源モジュールです。自動車や産業機器、データセンターなどの分散型電源アーキテクチャの構築を支援します。
発表内容のポイント
- 実装面積を最大70%削減し、高さ1mmの小型VSONパッケージを採用
- 独自のIsoShield技術により、機能・基本・強化絶縁に対応し3kVRMSの絶縁定格を確保
- 単一障害点を回避する分散型電源設計を可能にし、機能安全要件への対応をサポート
発表の背景
産業機器や車載システムにおいて、信頼性の向上と安全基準への適合は極めて重要です。特に、システムの一部が故障しても全体に影響を及ぼさない「分散型電源アーキテクチャ」の導入が進んでいます。しかし、従来の絶縁電源回路は部品点数が多く、基板上の実装スペースを圧迫することが課題でした。こうした背景から、小型でありながら高い絶縁性能と信頼性を両立する電源モジュールの需要が高まっています。
何が発表されたのか
今回取り扱いが開始された「UCC33420-Q1」は、高性能なプレーナ・トランスと絶縁型電源ステージを1つのパッケージに統合した製品です。これにより、電源回路全体の実装面積を最大70%削減しながら、最大1.5Wの効率的な電力供給を可能にしました。3kVRMSの絶縁定格を備え、安定化された出力電圧を必要とするバイアス電源回路に最適です。さらに、イネーブル・ピンやフォルト通知機能、5.0V安定化出力電圧機能などの保護機能を搭載し、システムの堅牢性を高めています。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産設備や産業用ロボット、車載機器の開発現場において、制御基板の省スペース化と高信頼性の両立は常に求められるテーマです。本製品を導入することで、基板設計の自由度が向上し、設計コストの削減や開発期間の短縮が期待できます。特に機能安全要件への対応が必要な産業用制御システムにおいて、単一障害点を回避する分散型電源設計を容易に実現できる点は、設計・開発部門にとって大きなメリットとなります。
現場で確認したいポイント
- 自社の産業機器や制御基板における、電源回路の省スペース化の必要性を確認する
- 設計中のシステムにおいて、要求される絶縁定格(3kVRMS)や機能安全要件を満たしているか検証する
- 既存の電源設計から本モジュールへ置き換えた際の実装コストと開発期間の短縮効果を評価する
確認しておきたい点
本製品の導入にあたっては、具体的な回路設計における熱設計や、周辺部品との干渉について、事前にデータシートや技術資料で詳細な仕様を確認する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:マウザー・エレクトロニクスの公式ウェブサイト
- 関連ページ:マウザーの技術リソースセンター
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | Mouser Electronics, Inc. |
| 発表日時 | 2026-07-31 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |