この記事の要点: 美容室向けヘアケア・化粧品メーカーの株式会社ミルボンは、基幹生産拠点であるゆめが丘工場を構える三重県伊賀市において、ロート製薬株式会社および市民団体「魚と子どものネットワーク」とともに、地域の子どもたちを招いた「水質調査と水辺の自然観察会」を開催しました。4回目となる今回は、同じ工業団地に製造拠点を置くロート製薬が新たに共催企業として参画し、総勢109名が参加して水環境の保全について学びました。
発表内容のポイント
- 同じ工業団地に製造拠点を構えるミルボンとロート製薬が、水資源保全活動で初の共催
- 簡易キットを用いた水質調査や生き物観察を通じ、木津川水系の生態系と環境を学習
- ミルボンは工場排水の自主検査や排水経路の継続的な水質調査など、環境負荷軽減を推進
発表の背景
ミルボンの主力であるヘアケア製品は、製造工程だけでなく消費者の使用時にも大量の水が必要となります。同社は水資源を事業活動に不可欠な自然資本と捉え、水環境への意識向上を目的に本イベントを継続してきました。今回は、同じ流域の水環境に関わり、これまでも共同配送などでサステナビリティ連携を進めてきたロート製薬が趣旨に賛同したことで、初の共同開催が実現しました。
何が発表されたのか
イベントでは、参加者がタモ網を用いた生き物観察や簡易キットによる水質調査を行い、木津川水系の環境について学びました。ミルボンは地域での水資源保全として、ゆめが丘工場において2021年に新型の純水装置を導入し、純水回収率を20%向上させることで年間約2,000立方メートルの水使用量を削減しています。さらに、伊賀市と環境保全協定を結び、放流水の分析を第三者機関や自社日常点検で実施し、規制値を下回る状態を維持しています。
製造業・生産管理への見方
製造業において、水は洗浄や冷却、製品原料として不可欠な資源であり、その保全と地域社会への配慮はESG経営の重要課題です。本取り組みは、同じ工業団地や流域に位置する異業種の製造拠点が連携し、共通の自然資本である「水」の保全活動に取り組む先進的な事例と言えます。単独での環境活動にとどまらず、地域コミュニティや近隣企業と協調して排水経路の水質調査や環境教育を行うアプローチは、製造業DXやサステナビリティ推進における地域共生のモデルケースとして参考になります。
現場で確認したいポイント
- 自社工場の排水が及ぼす周辺流域への影響評価や、定期的な水質分析体制が構築されているか
- 製造工程における水使用量の削減に向けて、純水装置の更新など設備面での対策余地があるか
- 近隣の工業団地入居企業や地域団体と連携した、共同の環境保全活動や対話の機会があるか
確認しておきたい点
本リリースに記載されている水使用量の削減実績(年間約2,000立方メートル削減)は2021年と2022年の対比データであり、直近の具体的な削減数値や、ロート製薬の上野テクノセンターにおける具体的な水削減実績については言及されていません。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社ミルボンの公式企業サイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:ミルボンのプレスリリース一覧が確認できます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ミルボン |
| 発表日時 | 2026-07-28 13:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |