この記事の要点: 株式会社オロは、システム連携の開発・実行基盤「Synqlet(シンクレット)」を2026年7月1日より提供開始した。本サービスは、ノーコードツールでは対応が難しい複雑なシステム間連携を、TypeScriptを用いたハイコード開発によって柔軟に構築・実行できる開発者向けのプラットフォームである。全体像をフローで可視化しつつ、処理の詳細はコードで記述できる点が特徴だ。
発表内容のポイント
- フローによる可視化とTypeScriptによる柔軟なコード記述を両立
- Denoベースの高速・セキュアな実行環境をクラウドとローカルで提供
- 生成AIやMCPにネイティブ対応し、連携プログラムの高速開発を支援
発表の背景
企業のクラウドサービス利用率が8割を超える中、システムの拡張性や柔軟な運用を求めてシステム間連携の重要性が高まっている。しかし、既存のノーコードツールでは複雑な条件分岐やデータ加工に対応しきれず、一方で自前でサーバーレス実行環境を構築・維持するには設定やネットワーク構築、運用負荷が重いという課題があった。こうした「ノーコードの制約」と「自前構築の負荷」を解決するために開発された。
何が発表されたのか
Synqletは、連携処理の全体像をフローエディタで視覚的に構築しながら、分岐やデータ加工、独自API連携などの処理をTypeScriptで実装できる。実行環境にはDenoベースの高速かつセキュアな環境を採用し、クラウドだけでなくローカルランナーも提供するため、オンプレミスや閉域環境からの連携にも対応する。また、OAuth2やAPIキーなどの認証情報は暗号化して保管され、認証・認可処理を自前で実装する手間を省くことができる。
製造業・生産管理への見方
製造業のDX推進において、生産管理システム(ERP)や調達、在庫、物流などの異なるシステム間で、リアルタイムかつ複雑なデータ連携が求められるケースが増えている。特に、現場独自の業務フローや複雑なデータ加工ルールが存在する場合、一般的なノーコードツールでは対応しきれないことが多い。Synqletは、オンプレミス環境や閉域網からの連携にも対応しているため、工場の基幹システムとクラウドサービスをセキュアに繋ぐ基盤として、製造業のデータ連携の効率化に寄与する可能性がある。
現場で確認したいポイント
- 自社の生産管理や在庫システムと、外部SaaSとの連携におけるデータ加工要件の複雑さ
- 工場内のオンプレミスシステムや閉域網から、安全に外部システムと連携できるか
- 社内の開発リソースでTypeScriptによる連携プログラムの実装・運用が可能か
確認しておきたい点
基本料金は月額の利用料のみで要件に応じた都度見積りとなっており、具体的な価格体系や、生成AIコーディング支援機能などのオプション費用については直接問い合わせて確認する必要がある。
関連リンク
- Synqlet 製品サイト:システム連携の開発・実行基盤「Synqlet」の公式サイト
- 株式会社オロ コーポレートサイト:発表企業である株式会社オロの公式ホームページ
- オロ PR TIMES ページ:株式会社オロのプレスリリース一覧
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社オロ |
| 発表日時 | 2026-07-17 10:10:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |