ニュース

リサール酵産が新工場で自動化、土壌改良資材の生産能力を大幅増強

リサール酵産は新工場の稼働1周年を迎え、自動化ラインの導入により主力土壌改良資材の生産体制を大幅に強化。月平均2万袋の安定供給を実現しました。

生産現場のシステムNAVI編集部
リサール酵産が新工場で自動化、土壌改良資材の生産能力を大幅増強

この記事の要点: 微生物資材の製造・販売を手がけるリサール酵産株式会社は、新工場「神川事業所」の稼働1周年を迎え、需要が急増していた主力土壌改良資材「カルスNC-R」の生産体制を大幅に強化したことを発表しました。空袋のセットから封入までの製造ラインを自動化したことで、生産効率が飛躍的に向上。コロナ前の月20袋程度から、月平均2万袋(過去最高26,400袋)を安定供給できる体制を確立しました。

発表内容のポイント

  • 新工場の稼働により、敷地面積を旧工場の約2倍に拡大し増産体制を整備
  • 袋詰め工程の自動化と、手作業による最終検品・梱包を組み合わせた生産ライン
  • 急激な需要変動に対応し、過去最高で月産26,400袋の供給実績を達成

発表の背景

同社の主力製品である「カルスNC-R」は、園芸系YouTubeチャンネルでの紹介をきっかけに認知度が急上昇し、注文が殺到しました。従来の生産設備では供給が追いつかない状況が続いていたため、同社は2025年3月に旧工場の約2倍の敷地面積を持つ新工場を設立。需要急増に対応するための生産能力増強と安定供給体制の構築が急務となっていました。

何が発表されたのか

新工場では、空袋のセットから資材の封入にいたる製造ラインの自動化を推進し、生産効率を格段に向上させました。一方で、1kg商品のケース詰めや10kg商品のパレット積みといった最終工程には、スタッフによる手作業を残しています。この「機械による高効率化」と「人の手による丁寧な最終工程」を組み合わせたハイブリッドな生産体制により、品質を維持しながら、過去最高となる月産26,400袋の製造を達成しました。

製造業・生産管理への見方

本件は、メディア露出による急激な需要変動(ボラティリティ)に対し、生産拠点の移転と自動化投資によって見事に供給責任を果たした製造業DX・生産性向上の好例です。特に、すべての工程を完全自動化するのではなく、袋詰めなどのボトルネック工程を自動化し、梱包やパレット積みといった柔軟性が求められる最終工程に手作業を残す「適材適所の自動化設計」は、中規模な製造ラインにおける投資対効果を最大化するアプローチとして参考になります。

現場で確認したいポイント

  • 急激な需要変動に対して、製造ラインのどの工程がボトルネックになっているか
  • 自動化による省力化と、手作業による品質担保のバランスが最適に設計されているか
  • 増産に伴う原材料調達や、出荷・物流フェーズでのハンドリング能力は十分か

確認しておきたい点

プレスリリースには、自動化ラインの導入にかかった具体的な投資額や、手作業を残したことによる人件費への影響、および今後の需要予測に基づいた中長期的な設備稼働率の見通しについては記載されていません。

関連リンク

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 リサール酵産株式会社
発表日時 2026-07-16 12:00:02
元記事 PR TIMESで読む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です