この記事の要点: 株式会社Wallabeeは、AI検索時代のブランド露出を可視化・最適化するプラットフォーム「Optyino.ai」の蓄積データをもとに、生成AIの回答におけるプレスリリースの引用実態を調査しました。分析対象となった約8.2万件のAI回答のうち、15.05%でプレスリリースが引用されていることが判明。製造業や生産管理部門におけるDX推進や、自社技術・製品のデジタルマーケティング戦略に新しい視点を与えるデータとなっています。
発表内容のポイント
- AI回答全体の15.05%で少なくとも1件のプレスリリースが引用されている実態が判明
- ChatGPTでは最大42.84%と高い引用率を記録する一方、モデル間で大きな差が存在
- プレスリリースはAI回答の本文中ではなく、主に出典リンクとして引用される傾向が強い
発表の背景
生成AI検索の普及に伴い、企業が発信するプレスリリースがAIの回答形成にどの程度寄与しているかは、これまで定量化されていませんでした。AI検索最適化(GEO)の観点において、プレスリリースは比較的コントロールしやすい情報発信手段です。その効果を客観的な数値で把握し、情報発信の優先順位を判断する材料とするために、幅広い業種を対象としたプロンプトによるAI回答ログの分析が実施されました。
何が発表されたのか
調査では、2026年4月から7月にかけて取得されたAI回答81,895件を分析しました。重複を除いた引用URL全体に占めるプレスリリースの割合は2.20%にとどまるものの、回答単位で見ると15.05%にプレスリリースが含まれていました。また、AIモデルによって引用傾向に大きな偏りがあり、ChatGPT(GPT-5 mini)では42.84%、ChatGPT(GPT-5.2)では27.33%に達した一方、Copilotでは2.90%にとどまりました。さらに、AIはプレスリリースを回答本文中で直接言及するのではなく、出典リンクとして優先的に引用する傾向があることも明らかになりました。
製造業・生産管理への見方
製造業や生産管理の現場において、自社の新規技術やBtoB向け生産管理システム、DXソリューションなどの認知拡大は重要な課題です。今回の調査結果は、自社のプレスリリースが「AI検索の回答ソース」として機能することを示しており、今後の製品発表や技術PRのあり方に影響を与えます。特に、取引先や導入検討企業が生成AIを用いて「おすすめの生産管理システム」や「特定の製造技術を持つ企業」を検索した際、自社のプレスリリースが出典として引用されることで、認知や信頼性の獲得につながる可能性があります。
現場で確認したいポイント
- 自社の新製品や技術発表のプレスリリースが、主要な生成AIでどのように引用されているか
- ターゲット層が使用する可能性の高いAIモデルに合わせた情報発信ができているか
- AIに出典として引用されやすいよう、プレスリリース内に客観的な事実や数値を明記しているか
確認しておきたい点
本調査は自動判定を用いているため、一部の分類に過不足が生じている可能性があります。また、ChatGPT(GPT-5 mini)は他のモデルに比べてサンプルサイズが小さいため、数値は参考値として捉える必要があります。
関連リンク
- 発表企業のPR TIMESページ:株式会社Wallabeeのプレスリリース一覧
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社Wallabee |
| 発表日時 | 2026-07-11 11:13:13 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |