この記事の要点: プロトスター株式会社が運営するSaaS比較メディア「起業LOG SaaS」は、全国の会社員や経営者など200名を対象に実施した「ERP(基幹システム)の利用に関する実態調査」の結果を公開しました。調査によると、ERPの導入率は17.5%にとどまり、過半数が「ERPが何か分からない」と回答したものの、実際に導入している企業の約6割がシステムに対して満足しているという実態が明らかになりました。
発表内容のポイント
- 導入企業の57.1%が満足と回答し、経営数値のリアルタイムな可視化などを効果に挙げる
- 選定時に重視する要素は「機能の網羅性」が39.3%、「操作性」が37.7%と上位を占める
- 導入時の主なつまずきは「導入期間の長期化」や「データ移行の難しさ」が課題となる
発表の背景
会計や販売、在庫などの基幹業務を統合し、経営状況の可視化や迅速な意思決定を支えるERPですが、実際の導入状況や選定基準、導入後の効果や課題といった具体的な実態はこれまで十分に可視化されていませんでした。こうした背景から、企業のシステム選定や導入プロセスの参考となるリアルなデータを提示することを目的に、今回のインターネット調査が実施されました。
何が発表されたのか
調査結果によると、ERP導入・検討の経験がある層が重視する項目として「自社業務に合う機能の網羅性」(39.3%)や「操作性・画面のわかりやすさ」(37.7%)が上位に挙がりました。情報収集の手法としては「各社資料の取り寄せ」が36.1%で最多となっています。導入後の効果としては「経営数字のリアルタイムな可視化」や「入力ミス・データ不整合の削減」が評価されている一方、課題として「導入期間が長引いた」(25.7%)や「データ移行が大変だった」(20.0%)といった、実務上のつまずきも浮き彫りになりました。
製造業・生産管理への見方
生産管理や在庫管理、購買管理など多岐にわたる業務プロセスを抱える製造業において、ERPは部門間のデータ連携をスムーズにし、経営判断を迅速化するための重要な基盤です。今回の調査で示された「導入期間の長期化」や「データ移行の難しさ」は、生産現場のDXを推進する際にも直面しやすい共通の課題と言えます。自社の既存業務プロセスにシステムを合わせるか、あるいはシステムに合わせて業務を見直すかという要件定義の重要性を示唆する結果となっています。
現場で確認したいポイント
- 自社の生産・在庫管理業務に適合する機能が網羅されているか、資料等で横並び比較する
- 導入期間の長期化を防ぐため、事前の要件定義やデータ整理のスケジュールが確保されているか
- 現場のオペレーターが迷わず使える操作性や、ベンダーの導入支援体制が整っているか
確認しておきたい点
本調査は全国の会社員・経営者など200名を対象としたものであり、ERP導入済みと回答した35名の回答に基づき満足度や課題が集計されています。製造業に特化した調査結果ではない点、および初期費用については約半数が「非公開・分からない」と回答している点に留意する必要があります。
関連リンク
- 関連ページ(起業LOG SaaS):ERPの紹介や資料請求に関する詳細ページ
- 発表企業サイト:プロトスター株式会社の公式企業サイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | プロトスター株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-09 09:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |