この記事の要点: フォーティエンスコンサルティング株式会社とミロ・ジャパン合同会社は、サプライチェーンマネジメント(SCM)における意思決定の質と速度を継続的に向上させる新ソリューション「SCM意思決定キャンバス」の提供を開始しました。本ソリューションは、S&OP会議や需給調整会議を対象に、情報整理や部門間の対話を支援し、会議前後のプロセスを一つの学習サイクルとして運用・蓄積するものです。
発表内容のポイント
- Miroのビジュアルコラボレーション基盤上でAIが論点抽出や情報整理を支援
- 会議前・中・後の3フェーズで、判断の前提や決定事項、根拠を組織知として蓄積
- データ分析などの準備をシステムが担い、人は前提条件や価値判断の対話に集中
発表の背景
需要変動の激化や地政学リスクなどにより、サプライチェーンを取り巻く環境は複雑化しています。従来のSCM会議では、数値の説明や情報共有に多くの時間が費やされ、判断の前提や根拠が十分に共有されないまま「決定事項のみ」が残り、納得感や対応スピードが得られにくいという課題がありました。こうした背景から、両社は2026年5月に開始した協業の第1弾として、人の判断や対話を支援する仕組みを開発しました。
何が発表されたのか
「SCM意思決定キャンバス」は、会議プロセスを3段階で再設計します。会議前には、販売・生産・調達データから調整が必要な論点やリスクを事前に抽出・可視化し、参加者間で議論の出発点を揃えます。会議中には、全員が同じキャンバス上で部門ごとの見解を同時入力し、意見の相違点を可視化しながら、選択肢の比較検討を行います。会議後には、議論の内容を要約し、決定事項とともに「なぜその判断に至ったか」という根拠を整理して蓄積します。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産管理やS&OPにおいて、販売・生産・調達の各部門間の調整は日常的な課題です。本ソリューションは、部門ごとの見解やトレードオフの関係をMiro上で可視化することで、属人的になりがちな意思決定プロセスを透明化します。また、決定に至った背景や判断根拠を組織知として蓄積し、担当者が承認した上で登録するプロセスを設けることで、過去の判断を次の需給調整や他拠点の意思決定に再利用できる体制を整え、製造業DXの推進に寄与します。
現場で確認したいポイント
- 自社のS&OPや需給調整会議が、単なる数値報告の場になっていないか
- 過去の需給判断の根拠や前提条件が、属人化せずに組織内に蓄積されているか
- 既存の生産管理システムや販売データと、Miro上のキャンバスをどう連携させるか
確認しておきたい点
本ソリューションにおけるAIは意思決定を代替するものではなく、論点整理やリスク可視化などの支援に留まります。また、組織知として登録する際には、担当者による確認・承認プロセスが必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:フォーティエンスコンサルティングの公式サイト
- 関連ページ:フォーティエンスのSCMソリューション紹介ページ
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | フォーティエンスコンサルティング株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-06 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |