この記事の要点: 日本アイアール株式会社のアイアール技術者教育研究所は、リチウムイオン電池の高容量化に向けた「高容量Si系負極のためのバインダー技術」セミナーを2026年9月1日に開催します。本セミナーは、次世代の電池材料として期待されるSi(シリコン)系負極材料の実用化において、最大の課題とされる充放電時の大きな体積変化に対応するためのバインダー設計思想や最新の開発動向を解説するものです。
発表内容のポイント
- Si系負極の課題である充放電時の大きな体積変化に対応する設計思想を解説
- 現行バインダーの基礎から、シリコン系負極の劣化メカニズムまで体系的に網羅
- 会場受講のほか、ZoomによるLIVE配信とアーカイブ配信のマルチ方式で提供
発表の背景
高性能電池の開発においては、寿命や安全性、低価格化に加え、さらなる高容量化への要求が続いています。しかし、従来の正極材料による容量向上は限界に近づきつつあり、現在は負極材料の改良が有力視されています。その中でもSi系負極材料は極めて高い容量を持つ一方で、充放電に伴う激しい体積変化が実用化の大きな障壁となっており、これを制御するバインダー技術の確立が急務となっています。
何が発表されたのか
本セミナーでは、株式会社スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティングの鈴木孝典氏が講師を務めます。プログラムは、現行バインダーの基礎知識から始まり、シリコン系負極材料の劣化システム、SiOやSiCといった材料特性、そして「なぜ現行バインダーでは性能が出ないのか」という本質的な課題に迫ります。さらに、Si系負極用バインダーの具体的な設計手法や導電性バインダーの動向まで、実務に直結する専門知識を体系的に学びます。
製造業・生産管理への見方
リチウムイオン電池の製造や材料開発に携わる生産現場・開発部門にとって、次世代電池材料のプロセス技術確立は競争力を左右する重要テーマです。特にSi系負極の体積変化は、電極の剥離や導電ネットワークの分断を引き起こし、製造品質や歩留まりに直結します。バインダーの選定や設計に関する知見を深めることは、電池材料の評価プロセスや電極製造工程における技術課題の解決、さらには新規材料の導入検討において極めて有益な機会となります。
現場で確認したいポイント
- 自社で開発・製造する電池材料や負極材料の評価基準と合致しているか
- 現行の製造ラインでSi系負極および新型バインダーを適用する際の課題は何か
- 前日に開催されるPFAS規制関連セミナーとのセット受講による割引制度の活用
確認しておきたい点
受講料は1名あたり49,500円(税込)で、会場受講の定員は16名と限られています。また、前日開催の「PFAS規制が電池材料に与える影響」セミナーとの同時申し込みによるセット割引(22,000円引き)が適用される条件についても、事前に確認が必要です。
関連リンク
- セミナー詳細ページ:セミナーのプログラム詳細や申し込み方法
- 日本アイアール株式会社 公式サイト:主催企業の会社概要や提供サービス
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 日本アイアール株式会社 |
| 発表日時 | 2026-07-03 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |