この記事の要点: 株式会社IntoFreeは、韓国Nare Motion社が開発したスタンドアロンVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)向けの顔トラッキングアクセサリ「NARE FACIAL TRACKER」の国内一般販売を2026年7月4日より開始します。本製品は、Meta QuestやPICOシリーズにアイトラッキングと口トラッキングカメラを追加し、プレイヤーの表情をVR空間内のアバターにリアルタイムで反映させるサードパーティー製品です。
発表内容のポイント
- Meta Quest 2/3/3SやPICO 4/4 Ultraの主要スタンドアロンHMDに対応
- Wi-Fi 2.4GHzモジュールとバッテリー内蔵で、HMDの電力を消費せず無線送信可能
- 顔トラッキングシステムにはオープンソースのProject Babbleを採用
発表の背景
近年、製造業の設計レビューや遠隔地を結んだ共同作業において、VR空間を活用したメタバースやシミュレーションの導入が進んでいます。しかし、安価で普及しているスタンドアロンVR HMDの多くは、標準で顔の表情を追跡する機能を備えていません。本製品は、既存の普及型HMDに後付けで高度な表情追跡機能を追加したいという、産業用途を含むVRユーザーの需要に応えるために開発されました。
何が発表されたのか
本製品は、アイトラッキング用カメラと口トラッキング用カメラで構成されています。口トラッキング部には1300mAhのバッテリーとWi-Fi 2.4GHzモジュールを内蔵しており、HMD本体のバッテリーを消費することなく、最大5時間の連続動作が可能です。取得したカメラデータはWindows PCへ無線送信され、顔トラッキングシステム「Project Babble」を介して処理されます。装着するHMDの形状に合わせて4つのモデルが用意されています。
製造業・生産管理への見方
製造業におけるDXや3D CADデータを活用した遠隔デザインレビューにおいて、アバターを通じた意思疎通の質は重要です。従来の音声と身振り手振りに加え、視線や口元の動きといった「表情のニュアンス」がリアルタイムに伝わることで、遠隔会議における合意形成や作業指示の正確性が向上します。高価な産業用エンタープライズHMDを新規導入することなく、既存の普及型HMDをアップグレードして遠隔コラボレーション環境を強化できる点が、現場のコスト抑制とDX推進に寄与します。
現場で確認したいポイント
- 使用環境にWi-Fi 2.4GHz帯の無線ネットワークが整備されているか
- 接続先となるWindows PCにBaballoniaとVRCFaceTrackingが導入可能か
- 自社で導入しているHMDの機種(Quest 2/3/3S、Pico 4等)に適合するモデルか
確認しておきたい点
本製品の動作には、Wi-Fi 5GHzや6GHz帯は使用できず、2.4GHz帯のネットワーク環境が必須となります。また、注文から発送までに1〜2か月程度の納期が必要とされています。
関連リンク
- 関連ページ(製品購入):製品の仕様確認および購入ページ
- 発表企業サイト:株式会社IntoFreeの公式ホームページ
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社IntoFree |
| 発表日時 | 2026-07-03 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |