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ミリ波で不織布の目付け量をインライン全数計測する新センサー発売

八光オートメーションが車載ミリ波レーダー技術を応用したセンサーを発売。放射線を使わずに生産ライン上で非接触・非破壊の目付け量計測を実現します。

生産現場のシステムNAVI編集部
ミリ波で不織布の目付け量をインライン全数計測する新センサー発売

この記事の要点: 八光オートメーション株式会社は、不織布やグラスウールなどの品質を左右する「目付け量(単位面積あたりの重さ)」を、製造ライン上で非接触・非破壊のまま全数計測できる新製品「ミリ波センサーEM SENSE RF-M801」を2026年7月1日に発売しました。自動車の衝突防止用ミリ波レーダー技術を応用したもので、放射線を使用しない安全なインライン計測を実現します。

発表内容のポイント

  • 放射線を使用しないため、有資格者や管理区域の設定が不要で安全に導入可能
  • 100×81×91mmの小型設計により、スペースの限られた既設ラインへ後付け可能
  • 生産途中の目付け量をリアルタイム計測し、長尺の作り込みによる廃棄ロスを削減

発表の背景

不織布や断熱材の性能を左右する「目付け量」は、従来は生産後にロール状態にしてから重量を測定して管理する手法が一般的でした。しかし、この方法では生産途中のばらつきをリアルタイムに把握できず、不良発覚時には大量の材料を廃棄せざるを得ない課題がありました。また、従来のX線などの放射線検査装置は、有資格者の配置や管理区域の申請が必要であり、既設ラインへの導入には大きな負担が伴っていました。

何が発表されたのか

新発売の「EM SENSE RF-M801」は、物質内部を透過するミリ波の特性を利用し、到達時間の差から目付け量を換算して出力します。シート状の不織布、フェルト、グラスウール、人工皮革などが対象で、厚み1〜50mmに対応します。1コントローラーに対して最大2つのセンサーヘッドを接続でき、サンプリング速度は100msecです。導電性材質には対応していませんが、車載レーダーと同等の出力レベルのため、人体への影響がなく安全に連続計測が行えます。

製造業・生産管理への見方

製造業のDXや生産管理において、本製品は「後工程での検査」から「前工程でのリアルタイム制御」へのシフトを可能にします。生産途中で目付け量のばらつきを検知し、製造装置へフィードバックすることで、品質の安定化と歩留まり改善に直結します。また、エンジニアリング企業である同社が機械装置の改造やPLC連携までサポートするため、既存の生産ラインを大きく変更することなく、スマートファクトリー化や全数検査体制の構築を進められます。

現場で確認したいポイント

  • 自社で製造・使用しているシート状素材が、本センサーの計測対象(非導電性、厚み1〜50mm)に合致するか
  • 既存の生産ラインにおいて、センサーヘッド(100×81×91mm)を設置するスペースが確保できるか
  • 計測データを既存のPLCや製造装置にフィードバックするためのシステム連携方法

確認しておきたい点

導電性のある材質は計測対象外となります。また、対応する対象物の厚み(1〜50mm)の上限は材質によって異なるため、導入前に実際の素材を用いたテスト計測での確認が必要です。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 八光オートメーション株式会社
発表日時 2026-07-02 11:00:03
元記事 PR TIMESで読む

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