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ロボット大手3社らが連携、視触覚データ統合の「VTLAモデル」開発へ

FingerVisionやロボットメーカー3社らが、経済産業省・NEDOの公募事業に採択。視覚・触覚・言語・動作を統合したデータセットを構築し、製造現場の高度な自動化を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
ロボット大手3社らが連携、視触覚データ統合の「VTLAモデル」開発へ

この記事の要点: 株式会社FingerVision、川崎重工業株式会社、大阪大学、ファナック株式会社、株式会社安川電機の5者は、経済産業省およびNEDOの公募事業「GENIAC」において、製造現場の視触覚データを活用した「VTLA基盤モデル」に向けたデータセット構築プロジェクトが採択されたと発表しました。実施期間は2026年8月から1年間の予定で、ロボットメーカー3社が共同参画し、様々なロボットで利用可能なデータエコシステムの構築を目指します。

発表内容のポイント

  • ロボットメーカー3社が共同参画し、データ仕様や収集基盤を共通化
  • 視覚・触覚・言語・動作を統合した「VTLAモデル」に適したデータセットを構築
  • 触覚技術を持つスタートアップや大学と連携し、複雑な手先作業の自動化を推進

発表の背景

日本の製造業では、熟練作業者の減少や多品種生産への対応が急務となっており、従来の自動化技術では対応が難しかった高度な手先作業のデジタル化が求められています。特に、触覚や力覚といった非視覚情報を含む作業へのAI活用が期待される中、日本が蓄積してきた高品質な製造データを活用し、産業競争力を強化することが本プロジェクトの背景にあります。

何が発表されたのか

本プロジェクトでは、製造現場で収集した視覚(Vision)、触覚(Tactile)、言語(Language)、動作(Action)のデータを統合的に扱う「VTLAモデル」の開発を行います。ロボットメーカー3社が連携することで、異なるデバイスやロボットでも共通して利用できるデータセットを設計・収集・蓄積します。開発期間を1年間と短期間に設定し、早期のデータエコシステム形成を図るほか、ABEJAや産業技術総合研究所、名古屋大学などの外部機関とも連携して技術の高度化を進めます。

製造業・生産管理への見方

製造現場におけるロボット導入において、これまではカメラによる視覚情報だけでは捉えきれなかった「力加減」や「滑り」といった感覚的な作業の自動化が大きな課題でした。本プロジェクトが目指すVTLAモデルと共通データセットの構築により、メーカーの垣根を越えて視触覚データを活用できる環境が整えば、電子部品の組み立てや繊細な部品のハンドリングなど、これまで人手に頼らざるを得なかった複雑な工程の自動化・省人化が大きく前進する可能性があります。

現場で確認したいポイント

  • 自社の製造工程において、視覚情報だけでは自動化が困難だった作業の有無
  • 共通化されるデータ仕様が、自社で導入しているロボットやシステムと互換性を持つか
  • 2027年7月までのプロジェクト期間終了後に、成果がどのように現場へ展開されるか

確認しておきたい点

本プロジェクトの実施期間は2026年8月から2027年7月までの1年間を予定しており、具体的なVTLAモデルの提供時期や、実際の製造ラインへの適用方法、導入コストなどの詳細については現時点で明らかにされていません。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社FingerVision
発表日時 2026-07-02 10:10:01
元記事 PR TIMESで読む

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