この記事の要点: ヴイストン株式会社は、同社が提供する研究開発用台車ロボットシリーズ向けに、CAN通信に対応した制御ボードを搭載できる「CAN対応オプション」を発売しました。これにより、CAN通信に対応したモーターや各種デバイスの搭載が可能となり、通信速度の向上による制御周期の高速化や、優れた耐ノイズ性能を実現します。台車ロボットを用いた自律移動技術や搬送システムの開発において、より信頼性の高いハードウェア構築を支援するオプションです。
発表内容のポイント
- CAN通信対応の制御基板「VS-WRC071」を採用し、搭載モーター数の拡張が可能
- 通信速度の向上による制御周期の高速化と、優れた耐ノイズ性能を両立
- ROS 2 Humbleに対応したサンプルコードを用意し、既存のソフトウェア資産を活用可能
発表の背景
製造現場や物流倉庫における自動搬送ロボット(AMR)などの需要が高まる中、研究開発の現場では、より高度で信頼性の高い制御システムが求められています。従来のシステムからさらに拡張性や通信の安定性を高めるため、産業用ネットワークとして信頼性の高いCAN通信への対応が求められていました。今回のオプション提供により、開発者はハードウェアの制限を減らし、実用化に向けた検証を迅速に進めることが可能になります。
何が発表されたのか
本オプションで採用されている制御基板「VS-WRC071」には、ESP32-S3-WROOM-1マイコンが搭載されており、Arduino IDEを用いた制御プログラムの開発が可能です。インターフェースとして1本のCANバスと2本のRS485バスを備えており、多様なデバイスを柔軟に接続できます。さらに、ROS 2 Humbleに対応した台車ロボット向けのサンプルコードが提供されるため、開発者はこれまでに蓄積したROS 2のソフトウェア資産を無駄にすることなく、スムーズに開発へ移行できます。
製造業・生産管理への見方
工場や倉庫の自動化・DXを推進する上で、自律移動ロボット(AMR)や自動搬送車の自社開発・カスタマイズは重要なテーマです。本オプションの導入により、ノイズの多い製造現場の環境下でも安定した通信を確保しやすくなり、制御周期の高速化によってロボットの挙動や位置制御の精度向上が期待できます。また、既存のROS 2資産を活かせるため、生産管理システムや上位の制御システムとの連携検証を効率的に進めることが可能です。
現場で確認したいポイント
- 自社で導入・検討している台車ロボットのモデルが、本オプションの搭載対象に含まれているか
- 既存のROS 2開発環境やソフトウェア資産と、提供されるサンプルコードの互換性
- 搭載するモーターやセンサーなどの周辺デバイスが、CAN通信および本基板の仕様に対応しているか
確認しておきたい点
本オプションは、研究開発用台車ロボット本体を注文する際の有償オプションとして提供されます。搭載対象となるロボットのモデルや、同時に搭載が必要となる機材の構成によって価格や条件が変動するため、導入を検討する際は事前にメーカーへの詳細な確認が必要です。
関連リンク
- ヴイストン株式会社 公式サイト:発表企業のコーポレートサイトです。
- 台車ロボット製品情報ページ:対象となる研究開発用台車ロボットの詳細情報です。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | ヴイストン株式会社 |
| 発表日時 | 2026-06-30 16:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |