この記事の要点: BAIOX株式会社は、2026年7月8日から10日まで東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2026」にて、医療機関向けAIエージェント「MedPlato(メド・プラトン)」を用いたサイバーインシデント対応訓練機能の実演を行います。病院ごとのシステム構成や運用体制を学習したAIが、実際の状況に即した訓練シナリオを生成し、外部に頼らない訓練の内製化を支援する仕組みを提案します。
発表内容のポイント
- 個別環境に最適化されたサイバーインシデント訓練シナリオをAIが短時間で生成
- 患者データを外部に送信しないオンプレミス型を基本とし、安全な運用に対応
- DX戦略立案や資産管理、災害対策など、組織の管理業務を支える13の機能を搭載
発表の背景
医療機関を狙ったサイバー攻撃による診療停止が相次ぐ中、法改正やガイドライン改定により、非常時を想定した訓練の重要性が高まっています。しかし現場では、訓練を企画・運営できる専門人材の不足や、外部委託に伴うコスト・日程調整の負担が課題となっていました。こうした「訓練の内製化」や「動ける組織づくり」への要求に応えるため、個別環境の文脈を学習して実効性のある訓練を支援するシステムの開発が進められました。
何が発表されたのか
「MedPlato」は、医療機関のCISO(最高情報セキュリティ責任者)やCIO(最高情報責任者)の業務を包括的に支援するAIエージェントです。今回の実演では、ランサムウェア感染や不正アクセスを想定したインシデントレスポンス機能を紹介します。導入先組織のシステム構成や資産情報を学習させることで、汎用的なテンプレートではなく、その組織で実際に起こり得る状況を再現した訓練シナリオを短時間で作成。初動対応から報告、復旧までのプロセスを組織内でシミュレーションできます。
製造業・生産管理への見方
本件は医療機関向けのシステムですが、サイバーセキュリティ対策やBCP(事業継続計画)の実効性を高めるアプローチは、スマートファクトリー化が進む製造業や生産管理の現場にとっても極めて重要です。工場ラインの停止を招くランサムウェア攻撃への備えとして、自社の生産設備やネットワーク構成に即した訓練を内製化する手法は、製造業DXにおけるセキュリティ対策の参考になります。また、機密情報を外に出さないオンプレミス型のAI運用モデルも、工場の機密データを扱う製造現場と親和性が高いアプローチと言えます。
現場で確認したいポイント
- 自社のサイバーセキュリティ訓練において、個別工場の設備構成を反映したシナリオが作れているか
- セキュリティやBCPの訓練を外部委託せず、自社内で低コストかつ定期的に実施できる体制があるか
- 工場内の機密データやシステム構成情報を安全に扱えるオンプレミス型AIの活用余地はあるか
確認しておきたい点
本システムは医療機関(病院のCIO・CISO・情報システム部門)を主な対象として開発されたものであり、製造業の生産管理システムや工場ネットワークにそのまま適用できるかについては、提供企業への個別確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:BAIOX株式会社の公式企業サイトです。
- MedPlato サービスページ:医療AIエージェント「MedPlato」の詳細ページです。
- 発表企業のPR TIMESページ:BAIOX株式会社のプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | BAIOX株式会社 |
| 発表日時 | 2026-06-29 07:40:21 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |