この記事の要点: 丸紅I-DIGIOグループの丸紅情報システムズ株式会社は、ストラタシス社製のPolyJet方式3Dプリンターの最新機種「J850 Core」の取り扱いおよび注文受付を開始した。本機種は、フルカラーなどの複雑な装飾機能を省き、製造現場で求められる中核性能に絞ることで、導入しやすい価格帯を実現したプロフェッショナル向けのモデルである。剛性や柔軟性、透明性を持つ複数素材の同時出力に対応し、機能試作の効率化に貢献する。
発表内容のポイント
- 3素材の同時プリントに対応し、シールや透明部材を組み合わせた部品を一体成形可能
- 490×390×200mmの大型ビルドトレイにより、大型部品や複数個のバッチ生産に対応
- 専用ソフト「GrabCAD Print」との連携により、プリント準備やレイアウトを最適化
発表の背景
製造業の設計・開発現場では、製品開発のリードタイム短縮に向けて、より迅速かつ高度な試作検証が求められている。丸紅I-DIGIOグループは30年以上にわたりストラタシス製品の正規販売代理店を務めており、今回の最新機種投入によって、機能試作の反復サイクルを高速化したいという製造業ユーザーのニーズに応える狙いがある。
何が発表されたのか
「J850 Core」は、硬質樹脂、硬質透明樹脂、ラバーライク樹脂、ABSライク樹脂などの異なる特性を持つ材料を、1回の出力で最大3種類まで同時にプリントできる。これにより、オーバーモールドやスナップフィット、透明部材を含む複雑な構造の機能試作モデルを一度に作成可能となった。また、高品質モードと高速モードの2つの印刷モードを搭載しており、納期や要求精度に応じた柔軟な使い分けができる。オフィス環境にも適したシンプルなワークフローが特徴である。
製造業・生産管理への見方
生産管理や試作開発の現場において、3Dプリンターを用いた試作サイクルの迅速化は、製品立ち上げ期間の短縮に直結する重要な要素である。本機種は大型ビルドトレイを備えているため、大型部品の試作だけでなく、複数の異なる部品を一度にまとめて造形するバッチ生産にも適しており、装置の稼働効率を高めることができる。また、後処理工程を最小限に抑える設計がなされているため、試作担当者の作業負荷軽減や、試作から評価までのリードタイム短縮に寄与する。実用的な機能に絞った価格設定も、DX投資の最適化を目指す製造業にとって検討しやすい選択肢となる。
現場で確認したいポイント
- 自社で試作する部品のサイズや、一度に造形したい数量がビルドトレイ内に収まるか
- 現在使用している試作材料が、本機種で対応している硬質・ラバー・ABSライク等の樹脂と適合するか
- オフィス環境への設置にあたり、本体およびマテリアルキャビネットの寸法や重量、電源仕様が適合するか
確認しておきたい点
プレスリリースには、本機種の具体的な販売価格や、積層ピッチの数値に関する詳細な記載はありません。また、導入効果や具体的な顧客事例、将来の販売目標数値などについても言及されていないため、検討の際は代理店への個別確認が必要です。
関連リンク
- 丸紅I-DIGIOホールディングス コーポレートサイト:丸紅I-DIGIOグループの企業情報や事業セグメントの紹介
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 丸紅I-DIGIOホールディングス株式会社 |
| 発表日時 | 2026-06-29 10:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |