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ヨコオの中国子会社が電波暗室を新設、車載アンテナの現地評価体制を強化

ヨコオの中国子会社が、車載アンテナ製品の評価・解析を行う電波暗室を新設。現地での迅速な品質解析を可能にします。

生産現場のシステムNAVI編集部
ヨコオの中国子会社が電波暗室を新設、車載アンテナの現地評価体制を強化

この記事の要点: 株式会社ヨコオの中国子会社である東莞友華通信配件有限公司(DYT)は、自動車分野における中国市場向けのアンテナ製品評価体制を強化するため、電波暗室を新設しました。2026年6月からテスト運用を行い、同月末に本格稼働を開始しています。これにより、従来は日本の富岡工場で行っていた測定・解析業務を中国現地で完結できる体制を整え、現地自動車メーカーなどの迅速なニーズに対応します。

発表内容のポイント

  • 中国現地に電波暗室を新設し、アンテナ製品の評価・解析を現地で完結可能に
  • 400MHz〜8.5GHzの周波数に対応し、GNSSや5G、V2Xなどの車載用途をカバー
  • 設備導入と並行して電気・機構技術の人材体制も強化し、顧客サポートを向上

発表の背景

これまで中国市場におけるアンテナ製品の評価案件は、群馬県富岡市にある富岡工場の技術部門で測定・解析を行い、その結果を中国現地へフィードバックする体制をとっていました。しかし、中国系および現地日系の自動車メーカーから、より迅速な性能評価や品質確認を求める声が高まっており、リードタイム短縮とサービス向上に向けて現地への設備導入が決定されました。

何が発表されたのか

新設された電波暗室は、製造拠点である東莞友華汽車配件有限公司(DYC)の工場内に設置されました。暗室のサイズは幅4m×奥行4m×高さ3.8mで、400MHzから8.5GHzまでの幅広い周波数帯に対応しています。これにより、GNSS、ETC、4G、5G、V2Xといった高度な車載通信アンテナ単体の測定、性能評価、品質解析をすべて中国国内で迅速に実施できるようになります。

製造業・生産管理への見方

自動車のコネクテッド化や自動運転技術の進展に伴い、車載アンテナの重要性と高性能化が進んでいます。製造業の品質管理や開発プロセスにおいて、評価・解析を海外の設計マザー拠点に依存することは、開発スピードのボトルネックとなり得ます。今回の現地電波暗室の設置は、評価機能を製造・顧客の近接地に配置することで、品質不具合の早期発見や仕様変更への即応力を高める「地産地消型」の品質保証体制の好例と言えます。

現場で確認したいポイント

  • 中国現地で調達・開発する車載アンテナ製品の評価リードタイムがどの程度短縮されるか
  • 400MHz〜8.5GHzの対応範囲が、自社で必要とする通信規格の評価基準を満たしているか
  • 現地に強化される電気・機構技術のサポート要員と、自社開発チームとの連携体制

確認しておきたい点

本設備はアンテナ単体の測定・評価・製品解析を対象としており、車両全体を格納して行うシステムレベルでの評価や、対応周波数(400MHz〜8.5GHz)外の特殊な電波測定への対応可否については、別途確認が必要です。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社ヨコオ
発表日時 2026-06-29 10:00:02
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