この記事の要点: 株式会社スペースビジョンが開発した高精度3次元人体計測技術を活用し、脊柱側弯症検査機器「Senaka Scan」が2026年6月26日より販売開始されます。本機器は一般医療機器として届け出されており、身体表面を非接触で三次元計測することにより、学校検診や医療現場における検査のデジタル化と客観的な評価を支援します。株式会社SMILE CURVEが製品化し、テクノホライゾン株式会社が製造を担当しました。
発表内容のポイント
- 大学発の高度な3次元スキャン・形状解析技術を医療機器のコア技術として応用
- 身体表面を非接触で高速・高精度に計測し、視触診に頼らない客観的な評価を可能に
- 医療用安全規格やISO13485に準拠したプロセスで、国内工場にて製造を実施
発表の背景
成長期に発症しやすい側弯症は早期発見が重要ですが、従来の学校検診は視触診が中心であり、検査精度や検診業務の負担が課題でした。この課題に対し、AMEDの支援や慶應義塾スタートアップ推進拠点の伴走のもと、被ばくのない革新的な検査システムの構築を目指して研究開発が進められてきました。
何が発表されたのか
「Senaka Scan」は、名古屋工業大学および慶應義塾大学の研究成果を基盤とするスペースビジョンの3次元計測技術を応用した3Dスキャナーです。同社は光学系設計や計測アルゴリズムなどの中核技術を提供しました。製品化を行ったSMILE CURVEは医療機器製造販売業を取得しており、製造を担うテクノホライゾンは、医療機器製造業を保有する自社工場で部材調達から組立・検査までを一貫して行っています。
製造業・生産管理への見方
本件は、大学発の高度な3Dスキャン・画像解析技術を、厳格な品質管理が求められる医療機器分野へ社会実装した事例です。製造を担当するテクノホライゾンでは、医療用安全規格やISO13485に準拠した開発・製造プロセスを適用しており、高度な光学技術と精密なものづくり体制の融合が示されています。3D計測技術や画像処理技術は、製造業のインライン検査や外観検査、リバースエンジニアリングなどにも共通するコア技術であり、異分野への技術応用とサプライチェーン構築の好例と言えます。
現場で確認したいポイント
- 自社が保有する3D計測や画像処理技術を、他分野の規制要件に適合させるプロセス
- 医療機器製造業やISO13485に準拠した、受託製造における品質保証体制の構築方法
- 大学発スタートアップのコア技術を、量産化・製品化へ繋げるための協業スキーム
確認しておきたい点
本プレスリリースには、製造業における具体的な生産台数や販売目標、製品の価格帯、および製造工程における詳細な技術仕様については記載されていません。
関連リンク
- 関連ページ(スペースビジョン):株式会社スペースビジョンの公式サイト
- 発表企業のPR TIMESページ:スペースビジョンのプレスリリース一覧
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社スペースビジョン |
| 発表日時 | 2026-06-25 08:00:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |