この記事の要点: 株式会社JVCケンウッドは、イギリス・ロンドンで開催された公共安全市場向けの業務用無線機器・システム展示会「CCW 2026」に出展しました。同社は中期経営計画「VISION2030」において、無線システム事業の「ナローバンド領域」を成長牽引事業、「ハイブリッド領域」を期待・挑戦領域と位置づけており、北米以外のグローバル市場への展開を重点戦略として掲げています。
発表内容のポイント
- ナローバンドとブロードバンドを融合したハイブリッド領域のソリューションを提案
- 相互通話ソリューション「Viking Connect」など、欧州をはじめ世界へ紹介
- IP無線サービス「ESChat」の活用や、車載用無線機などの最新機器を展示
発表の背景
JVCケンウッドは、人命や安全、業務に重大な影響を及ぼす「ミッションクリティカル」な現場に向けた無線システム事業を強化しています。同社は中期経営計画に基づき、確実な音声通話を基盤とするナローバンド通信と、データや映像連携を可能にするブロードバンド通信を両立させる「ハイブリッド領域」の拡大を目指しており、今回の出展はそのグローバル展開の一環です。
何が発表されたのか
展示会では、IP無線サービス「ESChat」を活用してナローバンドとブロードバンド間の相互通話を実現するソリューション「Viking Connect」が紹介されました。さらに、新モデルのコントロールヘッドを搭載した車載用無線機「VM6000」や、米国公共安全市場向けのデジタル無線規格P25に対応したレピーターシステム「ATLAS」、デジタル無線の国際規格DMRに対応した「KAIROS」などが披露され、信頼性の高い通信インフラ技術がアピールされました。
製造業・生産管理への見方
製造業や生産管理の現場において、災害時のBCP対策や広大な工場敷地内での確実な情報伝達は極めて重要です。今回紹介されたハイブリッド領域の無線ソリューションは、従来の音声通話の確実性を維持しながら、データや映像の連携を可能にするため、製造現場のDXや安全管理の高度化に寄与する可能性を持っています。特に、停止が許されないミッションクリティカルな環境での通信インフラ構築において、信頼性の高い選択肢として注目されます。
現場で確認したいポイント
- 自社の工場やプラントにおける災害時・緊急時の通信インフラの現状と課題
- 音声通話とデータ・映像連携を両立するハイブリッド無線システムの導入メリット
- 国際規格(P25やDMR)に対応した無線機器の自社環境への適合性
確認しておきたい点
本展示会で紹介された「ESChat」を提供するSan Luis Aviation, Inc.の完全子会社化は、2025年10月8日の報道発表時点での予定情報です。また、製品の日本国内での具体的な展開時期や仕様については、発表資料内に明記されていません。
関連リンク
- 株式会社JVCケンウッド 企業概要:発表企業であるJVCケンウッドの会社概要ページです。
- JVCケンウッドのPR TIMESページ:JVCケンウッドのプレスリリース一覧が確認できます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社JVCケンウッド |
| 発表日時 | 2026-06-25 11:11:45 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |