この記事の要点: テクマトリックス株式会社は、米国Scientific Toolworks社が開発したソフトウェア解析ツールの最新版「Understand 7.2」日本語版の販売を2026年6月25日より開始しました。本バージョンでは、生成AIとの連携機能に正式対応したほか、開発現場で広く普及しているVisual Studio Code(VSCode)との連携を強化する専用ライセンスが新たにラインナップに加わりました。
発表内容のポイント
- 生成AI連携とMCP機能により、AIが解析データを直接取得し自然言語での問い合わせに対応
- VSCode拡張機能を強化し、エディタ上で解析グラフやメトリクスの直接表示が可能に
- C/C++やJava、Pythonなど製造業の組込み開発で使われる多様な言語を解析対象にカバー
発表の背景
製造業の製品開発において、ソフトウェアの規模拡大と複雑化は深刻な課題となっています。ソースコードの構造を正確に把握し、品質を維持しながら開発スピードを向上させることが求められる中、高精度な解析データと生成AIを組み合わせることで、コードの理解やリファクタリング、影響範囲の特定といった作業を効率化するニーズが高まっていました。
何が発表されたのか
「Understand 7.2」では、AIエージェントとツールをつなぐハブとなるMCP(Model Context Protocol)機能を提供します。これにより、AIがツールのAPIを直接呼び出して正確な解析データを取得できるようになりました。開発者は自然言語で解析結果について問い合わせることができ、AIが自動で必要な情報を判断・取得して、説明文の作成や改善案の提案を行います。また、VSCode拡張機能の強化により、開発環境を移行することなく解析結果を確認できるようになりました。
製造業・生産管理への見方
電子部品や半導体、電気機器をはじめとする製造業の現場では、組込みソフトウェアの品質管理と開発効率化がDX推進の重要なテーマです。本ツールはC/C++やJava、Python、VHDLなど、制御系やハードウェア近傍で使われる主要な言語を幅広くサポートしています。生成AIを活用して既存コードの解析や影響調査を自動化・迅速化することで、熟練技術者のノウハウに依存しがちなソースコードの保守・改修作業における属人化の解消や、開発期間の短縮に寄与することが期待されます。
現場で確認したいポイント
- 自社の開発環境で利用しているプログラミング言語がテクニカルサポートの対象に含まれているか
- 生成AI連携機能を利用するにあたり、社内のセキュリティポリシーやデータ取り扱い基準に適合するか
- 新設されたVSCode拡張機能専用ライセンスの具体的な提供条件やコストパフォーマンス
確認しておきたい点
生成AI連携機能には、AIエージェントサービスやLLMプロバイダーの利用契約は含まれていません。また、AIが生成する回答は不正確または不完全な場合があるため、送信するデータの取り扱いや機密情報の管理はユーザーの責任で行う必要があります。
関連リンク
- 製品紹介ページ:Understandの機能詳細や評価版の案内
- テクマトリックス株式会社:発表企業のコーポレートサイト
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | テクマトリックス株式会社 |
| 発表日時 | 2026-06-25 11:10:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |