この記事の要点: 音声対話AIプラットフォームを開発する株式会社Verbexは、広島県三次市と連携し、音声AIを活用した市民向け電話問い合わせ対応の実証実験を2026年7月1日から開始します。ごみの分別や収集日に関する問い合わせに対し、音声AIが24時間体制で自動応答する仕組みを検証。AIでの対応が難しい複雑な内容については、必要に応じて担当職員へ引き継ぐ運用体制の構築を目指します。
発表内容のポイント
- ごみの分別や収集日に関する電話問い合わせに対し、音声AIが24時間自動応答
- 2026年3月の庁内実証では、音声AIの誤回答率(ハルシネーション)0%を記録
- AIが定型対応を担い、個別判断が必要な案件のみを職員へ引き継ぐ運用を検証
発表の背景
自治体やコールセンターでは、日々多岐にわたる問い合わせへの対応が課題となっています。三次市ではごみに関する電話問い合わせが1日あたり15〜30件寄せられており、職員の対応負荷となっていました。また、電話対応は開庁時間に依存するため、夜間や休日に市民が情報を得にくい課題もありました。定型的かつ頻度の高い問い合わせを自動化し、職員が専門業務に集中できる環境づくりが求められています。
何が発表されたのか
今回の実証実験では、専用ダイヤルに寄せられた電話に対し、音声AIが事前に整備されたFAQや行政情報に基づいて自動で回答します。実証期間は2026年7月31日までの1ヶ月間です。同社は2026年3月に同市役所内で電話の一次受け実証を行っており、誤回答率0%という高い精度を確認したため、今回の市民向けサービスへの拡張に至りました。段階的に対象領域を広げることで、実用性の高い音声AIの運用モデルを確立する狙いがあります。
製造業・生産管理への見方
製造業の生産管理や工場運営においても、社内ヘルプデスク、部品の在庫確認、設備の不具合に関する一次問い合わせなど、電話や口頭での定型的なやり取りが頻繁に発生します。本実証で示された「誤回答率0%」という高い精度と、自動応答から担当者へのスムーズな引き継ぎプロセスは、製造現場のDXやバックオフィス業務の効率化に応用できる可能性を秘めています。24時間稼働する工場における夜間・休日の問い合わせ対応窓口としても、音声AIの活用は省人化に貢献する技術として注目されます。
現場で確認したいポイント
- 音声AIが現場の専門用語や業界特有の表現をどの程度正確に認識できるか
- 自動応答から人間の担当者へ引き継ぐ際のデータ連携や通知の仕組み
- 実証実験で得られた対話データを、FAQやマニュアルの改善にどう活かすか
確認しておきたい点
本実証実験は自治体の市民向け窓口(ごみ関連問い合わせ)を対象としたものであり、製造業の生産管理や工場実務に直接導入された事例ではありません。自社への導入を検討する際は、自社特有の専門用語への対応可否やシステム連携の可否を確認する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社Verbexの公式ウェブサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:株式会社Verbexのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社Verbex |
| 発表日時 | 2026-06-22 09:55:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |