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米食品大手エイミーズ、サンタローザ工場閉鎖へ。生産拠点を再編

米オーガニック食品大手のエイミーズ・キッチンが、カリフォルニア州サンタローザの製造工場を閉鎖し、オレゴン州とアイダホ州の既存工場へ生産を移管・集約することを発表しました。

生産現場のシステムNAVI編集部
米食品大手エイミーズ、サンタローザ工場閉鎖へ。生産拠点を再編

この記事の要点: 米国のオーガニック・ベジタリアン向けパッケージ食品大手エイミーズ・キッチン(Amy’s Kitchen)は、カリフォルニア州サンタローザの製造工場を数カ月かけて段階的に閉鎖することを発表しました。同社は生産ネットワークの再編を進めており、製造業務をオレゴン州とアイダホ州の拠点へ移管します。この再編により、サンタローザ工場の207名を含む、複数州にまたがる製造ネットワーク全体で260名の雇用に影響が及ぶ見通しです。

ニュースのポイント

  • サンタローザ工場を段階的に閉鎖し、オレゴンとアイダホの既存工場へ生産を移管
  • 各工場の得意分野に特化。アイダホは主菜、オレゴンはピザやスープ等に専門化
  • パンデミック後の需要や製品構成の変化に対応し、生産効率の向上と最適化を図る

背景

1987年創業のエイミーズ・キッチンは、事業拡大に伴い製造ネットワークが複雑化していました。今回閉鎖されるサンタローザ工場は、現在では同社全体の生産量のごく一部を担うにとどまっていました。同社は2005年にオレゴン州メドフォード工場(約32,500平米)、2014年にアイダホ州ポカテロ工場(約44,500平米)を開設しており、これら新鋭・大型拠点への生産集約を進めています。

何が起きたのか

今回の再編により、アイダホ州ポカテロ工場は「冷凍主菜(アントレ)」の専門拠点として拡張され、オレゴン州メドフォード工場は「ピザ、スープ、ブリトー」の製造に特化します。一方で、アイダホ工場の缶詰部門はオレゴン工場へ移管され、アイダホ側でも51名の削減が行われます。同社はパンデミック以降の市場需要や製品構成の変化に対応するため、各工場が得意な製品カテゴリーに集中できる体制を整え、長期的な運営効率の向上を目指すとしています。

製造業・生産管理への見方

本件は、多品種を扱う食品製造業における「生産拠点の専門化と集約」の典型例です。企業の成長に伴い、各地に分散・複雑化した製造ネットワークを整理し、工場ごとに得意な製品カテゴリを割り当てることで、ラインの段取り替えロスの削減や生産性の最大化を図っています。また、同社が位置するカリフォルニア州ソノマ郡では、原材料、労働力、エネルギー、物流などのコスト上昇が製造業の収益を圧迫しており、よりコスト効率の高い地域への生産移管というサプライチェーン再構築の側面も示しています。

現場で確認したいポイント

  • 自社の複数工場において、生産品目の重複や非効率な分散が発生していないか
  • 製品カテゴリごとの専門化による、生産ラインの稼働率向上や段取り替え削減の余地
  • 操業コストや物流費の上昇に対し、中長期的な拠点配置の見直しが検討されているか

確認しておきたい点

サンタローザ工場では過去に労働環境や安全衛生を巡る労使紛争やボイコットが発生していましたが、同社は今回の閉鎖決定について、これらの活動や運営コストの上昇が原因ではないと説明しています。

出典情報

出典 The Press Democrat
公開日時 2026-09-17T20:00:13+00:00
元記事 The Press Democratで読む

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