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L3ハリス、ロッキードと47億ドルのミサイル推進システム製造契約を締結

防衛大手L3ハリスがロッキード・マーティンから47億ドル規模の契約を獲得。PAC-3 MSE向け推進システム等の増産に向け、製造能力の拡張を進めます。

生産現場のシステムNAVI編集部
L3ハリス、ロッキードと47億ドルのミサイル推進システム製造契約を締結

この記事の要点: 米国の防衛関連企業L3ハリス・テクノロジーズは、ロッキード・マーティン社との間で、総額47億ドル(約7000億円規模)にのぼる7年間のミサイル製造契約を締結しました。この契約は、パトリオット(PAC-3)ミサイル・セグメント強化型(MSE)迎撃ミサイル向けの推進システムを製造するもので、同社にとって過去最大のPAC-3関連の受注となります。国防総省の長期的な需要増に対応するため、製造能力の急速な拡大が図られます。

ニュースのポイント

  • L3ハリスがロッキードから47億ドル、7年間のPAC-3 MSE推進システム製造契約を獲得
  • 2段パルス固体ロケットモーターや姿勢制御モーター、致死性向上装置などの量産を支援
  • アーカンソー州カムデンに新工場を建設中で、2027年の稼働に向けて製造能力を近代化

背景

米国国防総省は今年、PAC-3 MSE迎撃ミサイルの年間生産数を従来の約600発から2,000発へと引き上げるため、ロッキード・マーティン社と586億ドル規模の枠組み合意を発表していました。今回のL3ハリスの受注は、この国防総省による長期的な需要拡大方針に沿ったものであり、有事への備えとして産業界の製造能力を迅速に適合させる狙いがあります。

何が起きたのか

今回の契約に基づき、L3ハリスはPAC-3 MSE向けの高度な2段パルス固体ロケットモーター、姿勢制御モーター(ACM)、および「致死性向上装置(レサリティ・エンハンサー)」の本格的な量産を行います。同社は生産体制を強化するため、今年6月にアーカンソー州カムデンの拠点で2つの新工場の建設に着工しました。これにより、固体ロケットモーターの製造能力を近代化し、現地での生産量を大幅に増加させる計画です。これらの新生産施設は2027年に稼働を開始する予定となっています。

製造業・生産管理への見方

本ニュースは、防衛産業におけるサプライチェーンの急速な拡張と、製造プロセスの近代化を示す典型例です。年間生産量を3倍以上に引き上げるという国防総省の極めて高い要求に対し、サプライヤーであるL3ハリスは、新工場の建設や製造ラインの自動化・近代化によって応えようとしています。高度な精密制御が必要な固体ロケットモーターや姿勢制御装置の量産化は、高度な品質管理と生産管理体制が求められる領域であり、製造業におけるキャパシティプランニングと設備投資の重要性を物語っています。

現場で確認したいポイント

  • 急激な増産要求(約3倍超)に対応するための、自社サプライチェーンのボトルネック分析
  • 新工場の建設から稼働(2027年予定)に至るまでの、リードタイム管理と設備導入計画
  • 高度な品質管理が求められる精密部品製造における、自動化・近代化技術の導入検討

確認しておきたい点

マサチューセッツ州ノーサンプトンにある既存工場で具体的な製造作業が行われるかどうかについて、L3ハリス側は明言を避けており、詳細な生産拠点の割り振りは未確認です。また、同工場は反戦活動家による抗議活動の対象となっています。

出典情報

出典 Daily Hampshire Gazette
公開日時 2026-09-13T19:30:13+00:00
元記事 Daily Hampshire Gazetteで読む

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