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米スープ大手キャンベル、5億ドルの削減計画で人員削減とスナック工場閉鎖へ

米キャンベルが売上低迷を受け、4年間で5億ドルのコスト削減計画を始動。管理職の約13%を削減し、2つのスナック工場を閉鎖します。

生産現場のシステムNAVI編集部
米スープ大手キャンベル、5億ドルの削減計画で人員削減とスナック工場閉鎖へ

この記事の要点: 米食品大手のキャンベル(The Campbell Co.)は、売上低迷に対応するため、4年間で5億ドル(約725億円)規模のコスト削減計画を開始しました。この一環として、全社の管理職(月給制従業員)の約13%にあたる500人以上の人員削減を実施。さらに、マサチューセッツ州とインディアナ州にある2つのスナック製造工場の閉鎖を決定しました。主力製品「ランス」のクラッカーを製造するノースカロライナ州シャーロットの拠点でも人員削減が行われています。

ニュースのポイント

  • 4年間で5億ドルのコスト削減を目指し、全社で500人以上の管理職を削減
  • スナック部門の売上高が前年同期比12%減少したことを受け、迅速な再構築を断行
  • マサチューセッツ州とインディアナ州のスナック製造工場2拠点の閉鎖を決定

背景

ニュージャージー州に本社を置くキャンベルは、スープやスナック、ソース類を展開する大手食品メーカーです。同社は2018年にスナイダーズ・ランス社を61億ドルで買収し、スナック事業を強化してきました。しかし、直近の会計年度(2026年8月2日終了)における年間売上高は前年比5%減の97億ドルに落ち込み、特にスナック部門の不振が顕著となったため、抜本的な構造改革を迫られました。

何が起きたのか

キャンベルの最高財務責任者(CFO)であるトッド・カンファー氏によると、今回の人員削減は早期退職プログラムと非自発的な解雇を組み合わせて実施され、管理職の約13%が対象となりました。シャーロットの製造拠点でも小規模な人員削減が行われています。同社はこれまでにもシャーロットのコーポレート本部の閉鎖や、エメラルド・ナッツ製造工場の閉鎖とブランド売却を進めてきました。一方で、シャーロットの工場設備や共有スペースの改修には1,000万ドルの投資を継続しています。

製造業・生産管理への見方

本件は、原材料費の高騰や消費動向の変化に直面する大手製造業が、生産体制の最適化と固定費削減をどのように進めるかを示す事例です。キャンベルはブランドや事業自体から撤退するわけではないとしつつも、不採算工場の閉鎖や管理部門のスリム化を急いでいます。製造業の生産管理やサプライチェーン担当者にとっては、需要変動に応じた生産拠点の統廃合プロセスや、拠点ごとの投資優先順位の見極め、人員削減時における現場のモチベーション維持と生産性確保のバランスが重要な教訓となります。

現場で確認したいポイント

  • 自社の生産拠点ポートフォリオにおいて、稼働率や採算性の低い工場がないか
  • 需要変動や売上低迷に対して、生産体制を迅速に再構築できる計画があるか
  • コスト削減局面において、現場の安全や品質を維持するための管理体制が整っているか

確認しておきたい点

シャーロット工場における具体的な人員削減数や、閉鎖が決定した2工場の従業員の処遇、および今後の具体的な生産移管スケジュールについては、元記事中に詳細な記載がありません。

出典情報

出典 Charlotte Observer
公開日時 2026-09-05T05:56:00-04:00
元記事 Charlotte Observerで読む

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