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ベトナム茶葉生産のDX、トレーサビリティと電子日誌で品質管理を高度化

ベトナム・タイグエン省の茶葉産業でDXが加速。GPS連動の栽培エリアコード管理や電子日誌アプリの導入により、生産プロセスの透明化と輸出市場の要求に応える品質管理体制の構築が進んでいます。

生産現場のシステムNAVI編集部
ベトナム茶葉生産のDX、トレーサビリティと電子日誌で品質管理を高度化

この記事の要点: ベトナムのタイグエン省は、同国の主要産業である茶葉生産において、科学技術とデジタルトランスフォーメーション(DX)を駆使した近代化を進めている。GPSシステムと連動した栽培エリアコードの導入や、生産管理プラットフォームの活用により、原材料の調達から最終製品に至るサプライチェーンの透明性を確保。手書き管理からデジタル管理への移行により、国内外の厳しい品質基準や輸出要件を満たす体制づくりを推進している。

ニュースのポイント

  • GPS連動の栽培エリアコードを149箇所に導入し、原材料のトレーサビリティを確立
  • 電子日誌アプリ「VNPT Green」の導入により、栽培・管理プロセスのデジタル化を推進
  • 5,000以上の事業者をカバーする品質管理ソフトで、検査や認証データを一元管理

背景

ベトナムのタイグエン省は国内有数の茶葉ブランドとして知られているが、輸出市場の拡大や厳しい品質規制に対応するため、生産プロセスの近代化が急務となっていた。これまでは紙ベースの記録管理が主流であり、トレーサビリティの確保やリアルタイムな生産状況の把握に課題を抱えていた。そこで同省は、デジタル技術を駆使して原材料調達から加工・流通までを一貫して管理する仕組みの構築に乗り出した。

何が起きたのか

タイグエン省では、合計900ヘクタールを超える149の茶葉栽培エリアにGPS連動のコードを割り当て、国内向けおよび輸出向けの生産地管理を行っている。さらに、通信大手VNPTと連携し、生産管理アプリ「VNPT Green」のパイロット運用を実施。すでに45の協同組合や企業が導入し、手書きの栽培記録から電子日誌への移行を進めている。これにより、施肥や防除などの作業履歴が正確にデジタル記録され、病害虫の監視や農薬管理ソフトとも連携して、生産現場のデータ精度が大幅に向上した。

製造業・生産管理への見方

本事例は、農産加工品や食品製造における「原材料調達の透明化」と「製造プロセスのデジタル化」の好例である。製造業の視点では、サプライチェーンの上流にあたる一次原料の品質や出所をデジタルデータとして担保することは、製品の品質保証において極めて重要である。手書き日誌を廃止し、モバイルアプリ等で現場の作業実績をリアルタイムに入力・管理する手法は、工場の製造実行システム(MES)や工程管理のデジタル化とも共通するアプローチであり、トレーサビリティの自動化に寄与する。

現場で確認したいポイント

  • 原材料の調達先において、生産履歴やロット管理がデジタル化されているか
  • 現場の作業記録や点検ログが手書きのまま放置され、データの改ざんや紛失のリスクがないか
  • 輸出先や顧客が求めるトレーサビリティ基準に対し、即座にデータを開示できる体制があるか

確認しておきたい点

本取り組みはパイロット運用の段階を含んでおり、すべての生産農家や協同組合へのアプリ導入やデジタルツールの習熟度向上には、今後の継続的な教育と支援が必要とされる。

出典情報

出典 vietnam.vn
公開日時 2026-08-11T02:31:32.872Z
元記事 vietnam.vnで読む

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