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米政府、ボッシュに最大2.25億ドル支援 SiC半導体の国内生産を強化

米国商務省は、ボッシュのカリフォルニア州ローズビル工場における炭化ケイ素(SiC)半導体生産ラインの構築に対し、CHIPS法に基づき最大2億2500万ドルの直接資金提供を行う合意に署名しました。

生産現場のシステムNAVI編集部
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この記事の要点: 米国商務省のCHIPSプログラムオフィスは、ロバート・ボッシュ・セミコンダクター(Bosch)との間で、CHIPSおよび科学法に基づき最大2億2500万ドルのインセンティブを提供する直接資金調達合意に署名しました。この資金は、ボッシュがカリフォルニア州ローズビル工場を最先端の炭化ケイ素(SiC)半導体製造拠点へと転換する20億ドルの投資プロジェクトを支援するものです。

ニュースのポイント

  • ボッシュのローズビル工場を最先端のSiC半導体生産拠点へ転換する投資を支援
  • クリーンルームの拡張や高度な製造ラインの構築を進め、2026年に商業生産を開始予定
  • ボッシュは今回の支援に関連し、今後5年間で米国事業に75億ドルを投資する計画

背景

炭化ケイ素(SiC)半導体は、高電圧、高温、高速スイッチングを小型部品で処理できるワイドバンドギャップ半導体技術です。自動車、産業、エネルギー、家電などの分野で電動化を支える重要な技術とされています。米国政府は国内のサプライチェーンの強靭化を目指し、CHIPS法を通じてこの重要技術の国内生産能力(オンショアリング)の強化を支援しています。

何が起きたのか

今回の合意により、ボッシュにとって米国初となる半導体生産拠点であるローズビル工場の近代化と拡張が推進されます。具体的には、新たなクリーンルームスペースの整備や、SiC半導体製造のための高度な生産ラインの構築が加速されます。同工場ではすでにサンプル生産が開始されており、2026年には商業生産が開始される見込みです。ボッシュは2021年の第1世代生産開始以来、世界中で6000万個以上のSiCチップを供給してきた実績を持ち、今回の投資でグローバルな生産体制をさらに強化します。

製造業・生産管理への見方

製造業や生産管理の視点において、パワー半導体の主要部材であるSiCの供給源が北米国内に確保されることは、自動車や産業機器、エネルギー関連のサプライチェーン安定化に直結します。特に、電動化や省エネ化が進む製造現場の設備や製品開発において、キーデバイスの調達リードタイム短縮や地政学的リスクの低減が期待されます。また、ボッシュのような大手ティア1サプライヤーが米国での生産体制を確立することで、関連する部品調達や生産計画の最適化にも影響を与える可能性があります。

現場で確認したいポイント

  • 自社製品や生産設備で使用するパワー半導体(SiC)の調達ルートに与える影響の有無
  • 2026年に予定されているボッシュのローズビル工場での商業生産開始に伴う供給計画の確認
  • 北米市場向け製品における現地調達比率(ローカルコンテンツ)の要件変更への対応

確認しておきたい点

本事業は2026年の商業生産開始を目指してサンプル生産が進められていますが、実際の量産移行スケジュールや供給量が市場の需要に適合するかについては、今後の立ち上げ状況を注視する必要があります。

出典情報

出典 NIST
公開日時 2026-07-13T08:00-04:00
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