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米Circと中国Huafonが提携、混紡繊維のリサイクル工場を中国に建設へ

米Circと中国の化学素材大手Huafonが提携し、ポリエステル・綿混紡繊維を再生するリサイクル工場を中国に建設。第1フェーズでは日量約200トンの繊維廃棄物処理を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
米Circと中国Huafonが提携、混紡繊維のリサイクル工場を中国に建設へ

この記事の要点: 米国のリサイクル技術企業Circと、中国のスパンデックス製造大手Huafon(華峰集団)は、中国国内にポリエステル・綿(ポリーコットン)混紡繊維廃棄物を再生するマルチフェーズ型リサイクル工場の建設に向け提携しました。Circ独自の技術とHuafonの生産インフラを組み合わせることで、これまで困難とされてきた混紡繊維から高純度テレフタル酸(PTA)やモノエチレングリコール(MEG)、セルロースパルプを回収し、再び繊維原料として循環させる体制の構築を目指します。

ニュースのポイント

  • 米Circの混紡繊維リサイクル技術と、中国Huafonの製造インフラ・資金力を融合
  • 第1フェーズとして、日量約200トンの繊維廃棄物を処理するリサイクル設備を建設
  • 中国の第15次5カ年計画が掲げる循環型経済やグリーン製造の推進方針に合致

背景

衣料品に広く使われるポリエステルと綿の混紡繊維は、素材の分離が難しくリサイクルが進まない課題がありました。Circはこれらを分離・回収する技術を保有しており、世界最大の繊維生産地である中国での社会実装を模索していました。一方、Huafonは化学素材や先進材料の製造で30年以上の実績を持ち、デュポンのバイオ材料事業(現Covation Biomaterials)を買収するなど、グローバルなサステナブル素材展開を強化しています。

何が起きたのか

今回のプロジェクトは、Huafonの既存の産業敷地内に建設されます。Circの技術を用いてポリエステル・綿混紡の繊維廃棄物を処理し、再生PTA、再生MEG、および再生セルロースパルプを回収して新たな繊維の原料へと戻します。計画は段階的に進められ、第1フェーズでは日量約200トンの繊維廃棄物処理能力を予定しており、その後もさらなる能力増強が計画されています。Huafonは資金面での直接投資に加え、エンジニアリング、調達、物流、商業化のノウハウを提供し、Circはグローバルブランドや繊維製造パートナーのネットワークを活かして下流の需要家を開拓します。

製造業・生産管理への見方

繊維・アパレル製造業において、廃棄される衣料品や端材の再資源化(テキスタイル・ツー・テキスタイル)は、サプライチェーン全体の環境負荷低減に向けた最重要課題の一つです。今回の提携は、単なる実験室レベルの技術にとどまらず、中国という世界最大の繊維生産拠点において、日量200トン規模の工業的スケールで混紡リサイクルを実証する点に大きな意義があります。再生素材の安定調達や、グリーン製造プロセスへの転換を目指す生産管理・調達担当者にとって、今後の再生原料サプライチェーンの動向を占う重要な試金石となります。

現場で確認したいポイント

  • 自社製品や調達資材におけるポリエステル・綿混紡比率と、将来的な再生原料への代替可能性
  • 中国の環境規制や第15次5カ年計画に伴う、現地サプライヤーのグリーン化対応状況の把握
  • 再生PTAや再生セルロースパルプなど、回収原料の品質が自社の要求仕様を満たすかの評価

確認しておきたい点

本プロジェクトは段階的に開発される計画であり、第1フェーズの稼働時期や、再生された原料の具体的な供給開始時期、およびコスト競争力については現時点で明記されていません。

出典情報

出典 textileworld.com
公開日時 2026-10-11T18:37:17Z
元記事 textileworld.comで読む

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