この記事の要点: 株式会社ニチレイフーズは、食品の製造工程で発生する未利用資源を活用したアップサイクル商品の第4弾として、山形工場で製造する業務用ビーフカレーの仕込み工程で発生する「規格外カレー」を活用したクラフトビールを発表しました。品質に問題はないものの製品化できない原料を有効活用し、食品ロス削減と持続可能な社会の実現を目指します。
発表内容のポイント
- 山形工場の業務用カレー製造時に、鍋肌へ付着する規格外カレーを有効活用
- 発酵後のビールにペースト状のカレーを加え、スパイスの香りを活かした仕上がり
- プロサッカークラブのイベント会場やオンラインショップで2026年10月より展開
発表の背景
食品製造業において、製造工程で発生する未利用資源の処理や有効活用は、持続可能な生産体制を構築する上で重要な課題です。ニチレイフーズはサステナビリティを重要テーマに掲げており、品質や安全性に問題がなくても規格や工程上の理由から製品化できない原料の活用を模索していました。今回の取り組みは、山形工場における食品ロス削減と新たな価値創造を目指して企画されました。
何が発表されたのか
今回開発されたクラフトビール「#2101 Part2 Beef Curry~Beyond upcycle! Never before !!~」は、山形工場で製造される『レストランユース ビーフカレー』の仕込み工程で、鍋肌に付着するなどして製品化できなかった「規格外カレー」を使用しています。カレー本来の風味を損なわないよう、発酵後のビールにペースト状に加工したカレーソースを加える製法を採用し、スパイスの香りが引き立つペールエールスタイルの発泡酒として仕上げられました。
製造業・生産管理への見方
食品工場の生産管理において、歩留まりの改善や製造ラインで発生する副産物・規格外品の処理は、コストと環境負荷の両面に直結する課題です。本件は、仕込み工程の物理的な制約(鍋肌への付着)によって生じるロスを廃棄せず、他業種(醸造業)との連携によって高付加価値な別製品へと転換する「アップサイクル」の具体例を示しています。製造現場のロスを単なる廃棄物とせず、新たな原材料資源として再定義するアプローチは、製造業DXやグリーンファクトリー化を目指す工場にとって有益な先行事例となります。
現場で確認したいポイント
- 自社工場の製造工程において、品質に問題がないものの廃棄されているロス原料の有無
- 規格外原料を他社製品の原材料として安定供給・加工するための品質管理体制
- 異業種コラボレーションによるアップサイクル製品開発における物流や加工プロセスの設計
確認しておきたい点
本取り組みにおける規格外カレーの発生量や、ビール製造への供給安定性、および製造コストに対する回収効率などの詳細な数値データは公表されていません。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社ニチレイフーズ |
| 発表日時 | 2026-10-02 13:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |