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米OllieがERPを拡張、蒸留酒メーカー向けの生産・樽管理機能を搭載

Next Glass傘下のOllieが、蒸留酒製造業向けにERPシステムを拡張。原材料から製品までの生産管理や樽管理、規制対応を一本化します。

生産現場のシステムNAVI編集部
米OllieがERPを拡張、蒸留酒メーカー向けの生産・樽管理機能を搭載

この記事の要点: 飲料業界向けシステムを展開するNext Glass傘下のOllieは、同社のERPシステムを拡張し、蒸留酒製造業者(ディスティラリー)向けの専用ツールを搭載したと発表しました。これにより、原材料の投入から最終製品に至るまでの生産プロセス、在庫管理、樽管理、そして業界特有の複雑な計算や規制対応などを、単一のプラットフォーム上で統合管理することが可能になります。

ニュースのポイント

  • 原材料から製品までの生産プロセス全体をカバーする「grain-to-glass」管理を実現
  • 蒸留酒製造に特化した樽管理機能や、重量からプルーフガロンを算出する計算機能を搭載
  • 米国のアルコールタバコ税貿易局(TTB)のコンプライアンス報告や会計処理を統合

背景

蒸留酒の製造現場では、原材料の調達から糖化、発酵、蒸留、そして長期にわたる樽での熟成など、多段階で複雑な生産工程が存在します。さらに、アルコール度数や体積の厳密な計算、税規制への対応といった業界特有の要件があり、これらを個別のシステムや手作業で管理することは、生産効率の低下やコンプライアンス違反のリスクを招く要因となっていました。

何が起きたのか

今回拡張されたOllieのERPシステムは、蒸留酒メーカーの業務プロセスに特化した設計がなされています。具体的には、製造工程の追跡だけでなく、樽ごとの熟成状況を把握する「樽管理(バレルマネジメント)」や、重量からプルーフガロン(基準アルコール度数換算の容量)を自動計算する機能を備えています。これにより、現場の作業負担を軽減しつつ、正確な在庫評価と会計処理、さらには米国のアルコールタバコ税貿易局(TTB)への準拠に必要な報告業務を効率化します。

製造業・生産管理への見方

プロセス製造業、特に飲料・食品分野においては、バッチごとの厳密なトレーサビリティと、熟成を伴う長期の仕掛品管理が極めて重要です。今回のERP拡張は、これまで汎用システムでは対応が難しかった「樽単位の管理」や「アルコール度数換算」といった専門的な現場要件を、標準機能としてシステムに組み込んだ点に意義があります。生産管理とコンプライアンス、会計をシームレスに紐付けることで、製造現場のデータに基づいた迅速な経営判断を支援します。

現場で確認したいポイント

  • 自社のプロセス製造において、熟成や配合変化を伴う仕掛品の在庫評価が正確に行えているか
  • 業界特有の度量衡換算や税規制対応の計算が、手計算やExcel管理で属人化していないか
  • 原材料の投入から最終製品の出荷まで、バッチ単位でのトレーサビリティが確保されているか

確認しておきたい点

本システムは米国の税規制(TTB)への準拠を念頭に設計されているため、日本国内の酒税法や独自の規制要件にどの程度適合するかについては、導入検討時に個別で確認する必要があります。

出典情報

出典 EIN Presswire
公開日時 2026-09-22T14:00:00+00:00
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