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三菱電機、量子コンピューター大規模化へ研究開発開始。NEDO事業に採択

三菱電機は、NEDOのポスト5G事業に採択され、量子コンピューターの大規模化に向けたレーザーシステムと極低温増幅器モジュールの研究開発を開始。2030年代の100万量子ビット級実現を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
三菱電機、量子コンピューター大規模化へ研究開発開始。NEDO事業に採択

この記事の要点: 三菱電機株式会社は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」に採択され、量子コンピューターの大規模化に向けた2件の研究開発プロジェクトを開始した。中性原子型、イオントラップ型、超伝導型という複数の有力な量子コンピューティング方式を対象に、制御レーザーシステムや極低温動作の超小型増幅器モジュールの開発を進める。

発表内容のポイント

  • 中性原子・イオントラップ型向けに高出力・高安定なレーザーシステムを開発
  • 超伝導型向けに極低温で動作する超小型多連低雑音増幅器モジュールを開発
  • 産総研などの研究機関と連携し、2030年代の100万量子ビット級実現に貢献

発表の背景

量子コンピューターは、シミュレーションや最適化計算を高速化する次世代技術として期待されている。しかし、実用的な産業応用に向けては、ノイズに弱い量子ビットを多数組み合わせてエラーを訂正する技術が必要であり、100万量子ビット級への大規模化が大きな課題となっている。三菱電機は自社のレーザー技術やマイクロ波IC技術を応用し、この課題解決に挑む。

何が発表されたのか

今回開始するプロジェクトは2件。1つ目は「多量子ビット制御レーザーシステムの研究開発」で、同社の加工機用レーザー技術やFPGAによる低遅延制御技術を応用し、中性原子やイオンを高精度に制御するシステムを開発する。2つ目は「大規模超伝導量子コンピュータのための超小型多連低雑音増幅器モジュール開発」で、マイクロ波IC技術を活用し、極低温環境で動作する増幅器を開発する。これにより、制御可能な量子ビット数の大幅な増加を目指す。

製造業・生産管理への見方

製造業における量子コンピューターの活用は、新素材の開発、複雑なサプライチェーンの最適化、生産プロセスの高度なシミュレーションなど、製造業DXを根本から変革する可能性を秘めている。今回の研究開発は、計算能力を実用レベルに引き上げるためのハードウェア基盤を整備するものであり、将来的な産業応用への道を切り拓く重要なステップとなる。産業技術総合研究所などの最先端エコシステムと連携して検証が進められる点も注目される。

現場で確認したいポイント

  • 自社のシミュレーションや最適化計算の課題が、将来的に量子技術で解決可能か
  • 中性原子型や超伝導型など、各方式のハードウェア開発ロードマップの進捗状況
  • 2030年代の実用化を見据えた、自社における量子技術の活用検討や情報収集体制

確認しておきたい点

本プロジェクトは基礎的なハードウェア技術の研究開発段階であり、製造現場で直接利用できる具体的なソフトウェアやソリューションが提供される時期については明記されていません。

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 三菱電機株式会社
発表日時 2026-09-17 12:30:02
元記事 PR TIMESで読む

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