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インドに半導体後工程の共同育成拠点、インフィニオンらが開設

インフィニオンとインド政府系機関が、半導体後工程に特化した共同教育拠点を設立。実機を用いた実践的な人材育成を目指します。

生産現場のシステムNAVI編集部
インドに半導体後工程の共同育成拠点、インフィニオンらが開設

この記事の要点: インドの電子情報技術省傘下機関(NIELIT)と独半導体大手のインフィニオン・テクノロジーズは、インド・アーメダバードに半導体製造の共同育成拠点(CoE)を開設しました。この施設は、インド国内で急速に需要が高まる半導体製造、特にアセンブリやパッケージングなどの「後工程」に対応できる技術人材を育成することを目的としています。実際の産業用装置を導入し、現場で即戦力となるエンジニアや技術者の育成を目指します。

ニュースのポイント

  • インフィニオンがダイボンダーやワイヤーボンダーなど8台の産業用実機を提供
  • 半導体後工程(ATMP/OSAT)の実践的な一連のワークフローを体験可能に
  • 学生から現役技術者までを対象に、学術と産業界のスキルギャップを埋める

背景

インド政府は「インド・セミコンダクター・ミッション」を掲げ、国内における半導体およびディスプレイの製造エコシステム構築を急いでいます。しかし、工場の建設や投資誘致が進む一方で、高度な製造装置を運用・保守できる専門人材の不足が課題となっていました。特にインドで立ち上がりつつあるプロジェクトの多くが後工程(ATMPやOSAT)に焦点を当てているため、この分野の技能習得が急務となっています。

何が起きたのか

新設されたCoEには、インフィニオンが提供した8台の産業用装置が導入されています。具体的には、ダイを基板に固定するASM製のダイボンダー2台、電気的接続を行うシノカワ(SHINKAWA)製のワイヤーボンダー2台、樹脂封止を行うBESI FICO製のモールドマシン2台、そしてリードの切断・成形を行うトリム&フォームマシン2台です。受講者は、理論学習にとどまらず、これら実機を用いた一連の後工程ラインを実際に動かしながら、生産管理や品質管理に直結する実務プロセスを学ぶことができます。

製造業・生産管理への見方

製造業や生産管理の観点において、半導体後工程の安定稼働には、装置のメンテナンス、プロセス管理、品質管理、そして効率的な生産ラインの運用が不可欠です。今回の取り組みは、単なる座学ではなく、実際の工場で使用される産業用グレードの装置を用いてトレーニングを行う点に大きな意義があります。これにより、新規工場の立ち上げ期における垂直立ち上げや、操業開始後の歩留まり改善、生産ラインのトラブルシューティングに即座に対応できる「現場力」を持った人材の確保が期待されます。

現場で確認したいポイント

  • 海外の生産拠点において、現地調達できる技術人材のスキルレベルと教育体制
  • 半導体後工程(OSAT/ATMP)の委託先選定における、現地人材の安定確保状況
  • 自社工場における、実機を用いた実践的な教育訓練プログラムの有無と有効性

確認しておきたい点

本プロジェクトは人材育成の基盤構築を目的としていますが、実際に育成された人材がどれほどの規模で輩出され、インド国内の半導体工場の稼働率や品質向上に直接寄与するかは、今後の運用実績を注視する必要があります。

出典情報

出典 ETGovernment.com
公開日時 2026-09-16T21:16:00+05:30
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