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東京ガスなど、清掃工場CO2と水素によるe-メタン製造の実現可能性調査を開始

東京ガスとタクマが、清掃工場の排ガス由来CO2とグリーン水素を用いたe-メタン製造および都市ガス導管注入の実現可能性調査を開始。東京都の公募事業に採択されました。

生産現場のシステムNAVI編集部
東京ガスなど、清掃工場CO2と水素によるe-メタン製造の実現可能性調査を開始

この記事の要点: 東京ガス株式会社と株式会社タクマは、東京都が公募する「令和8年度CO2サプライチェーン構築に係る実現可能性調査」において、清掃工場の排ガスから回収したCO2とグリーン水素を原料とするe-methane(e-メタン)の製造および都市ガス導管注入事業に関する調査が採択されたと発表しました。大田区内の施設を連携させ、同一エリア内で一体的な供給網を構築する可能性を検証します。

発表内容のポイント

  • 大田清掃工場の排ガスから回収したCO2と京浜島で製造したグリーン水素を原料に活用
  • 製造したe-メタンを既存の都市ガス導管網へ注入し、公共施設等へ供給する仕組みを検討
  • CO2回収から水素供給、製造、導管注入までを同一エリア内で配管接続するモデルを調査

発表の背景

脱炭素社会の実現に向けて、既存の都市ガスインフラを活用できる合成メタン(e-メタン)への期待が高まっています。特に都市部においては、安定的なCO2排出源の確保と、製造したエネルギーの効率的な輸送が課題です。今回の調査は、近接する清掃工場、水素製造所、都市ガス導管という立地特性を活かし、効率的な地産地消型のサプライチェーンモデルを構築することを目指して計画されました。

何が発表されたのか

本調査では、東京二十三区清掃一部事務組合が管理する大田清掃工場の排ガスから分離・回収したCO2と、東京都京浜島グリーン水素製造所で製造されるグリーン水素を使用します。これらを原料にe-メタンを製造し、既存の都市ガス導管網へ注入して需要先へ供給する一連のプロセスを検証します。各施設が近接している利点を活かし、原料を配管によって連続的に供給する仕組みを検討することで、輸送コストやエネルギーロスの低減を図ります。

製造業・生産管理への見方

製造業や工場などの熱需要部門において、都市ガスの脱炭素化は重要なテーマです。本事業で検証されるe-メタンは、既存の燃焼設備や都市ガス導管網をそのまま活用できるため、工場側で大規模な設備更新を行うことなくクリーンな燃料へ転換できる可能性を秘めています。また、都市部の清掃工場をCO2回収源とするモデルが確立されれば、各地の産業集積地における地域循環型のカーボンニュートラル燃料の調達手段として、将来的な選択肢になり得ます。

現場で確認したいポイント

  • 既存の都市ガス燃焼設備をそのまま利用してe-メタンを導入できるか仕様を確認する
  • 地域循環型エネルギーの調達に向け、自社工場周辺のCO2回収や水素供給のインフラ状況を把握する
  • 将来的なe-メタンの供給開始時期や、供給量・コストの見通しに関する情報を注視する

確認しておきたい点

本件は実現可能性調査(フィジビリティスタディ)の段階であり、具体的なe-メタンの製造開始時期や供給量、製造コスト、工場ユーザーへの販売価格などの詳細は現時点では未定です。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 東京ガス株式会社
発表日時 2026-09-16 14:00:01
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