この記事の要点: Wi-Fi HaLowチップベンダーのモースマイクロは、長年のモジュールパートナーである万創科技をデザインパートナープログラムに迎えたと発表しました。これにより、万創科技はモースマイクロの半導体チップを用いたモジュール、ハードウェア、ソフトウェアを統合した完成品をワンストップで提供可能になります。産業用IoTやスマート工場における長距離・低消費電力の無線通信環境の構築を、初期設計から量産まで一貫して支援する体制が整いました。
発表内容のポイント
- 万創科技がデザインパートナーに加わり、Wi-Fi HaLow製品のワンストップ提供が可能に
- モースマイクロのMM6108およびMM8108チップセットを網羅した製品群を展開
- コンセプト段階からソフトウェア統合、グローバル製造、認証取得まで総合的にサポート
発表の背景
製造現場や産業用IoTにおいて、長距離かつ低消費電力で通信できるWi-Fi HaLowへの注目が高まっています。しかし、これまではモジュール、ハードウェア、ソフトウェアをそれぞれ異なるベンダーから調達する必要があり、システム構築の複雑さが課題となっていました。モースマイクロは、設計会社やシステムインテグレーターを支援するプログラムを通じて、製品の迅速な市場投入と導入プロセスの簡素化を目指しています。
何が発表されたのか
万創科技は、組み込み技術において20年以上の実績を持つグローバルプロバイダーです。すでにモースマイクロのチップを採用したシステムオンモジュール、アダプター、ゲートウェイなどを製造していますが、今回のパートナーシップ強化により、製品設計全般へと業務を拡大します。顧客は要件を提示するだけで、ハードウェアとソフトウェアが緊密に統合された完成品を入手できるようになります。同社は200名以上のエンジニアを擁し、産業製造やデジタルエネルギーなどの分野でグローバルな製造ネットワークを活用した支援を行います。
製造業・生産管理への見方
製造業のDXやスマート工場化において、広大な敷地や遮蔽物の多い工場内での安定した無線通信の確保は極めて重要です。Wi-Fi HaLowは従来のWi-Fiと比較して10倍の通信距離と100倍のエリアカバー面積を持ち、産業用IoTデバイスの接続に適しています。今回の連携により、工場内のセンサーネットワークや産業用ルーター、耐環境型タブレットなどの導入において、設計・開発・製造・認証までのプロセスが一本化され、開発期間の短縮や導入コストの削減が期待できます。
現場で確認したいポイント
- 自社の工場環境において、Wi-Fi HaLowの長距離通信特性が既存の無線課題を解決できるか
- 万創科技が提供するゲートウェイや産業用ルーターが、既存の生産管理システムと連携可能か
- 新規の無線デバイス導入にあたり、コンセプト設計から量産・認証取得までのサポート範囲
確認しておきたい点
本リリースでは、万創科技が提供する具体的な製品の日本国内における電波法などの認証取得状況や、具体的な導入コスト、納期については言及されていません。実際の導入にあたっては、日本国内での利用要件を満たしているか確認が必要です。
関連リンク
- 発表企業サイト:モースマイクロの公式サイト。Wi-Fi HaLow技術の詳細を紹介。
- 発表企業のPR TIMESページ:モースマイクロのプレスリリース一覧。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | Morse Micro PTY. LTD. |
| 発表日時 | 2026-09-03 09:12:31 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |