この記事の要点: 株式会社カブクは、同社が運営するオンデマンド製造プラットフォーム「Kabuku Connect(カブクコネクト)」の製造コンサルティングサービスにおいて、図面のない現物部品を3Dスキャン・CADデータ化し、試作から本製作まで一括でサポートする「リバースエンジニアリングサービス」の本格提供を開始しました。これにより、図面紛失やメーカーサポート終了に伴う部品調達の課題解決を目指します。
発表内容のポイント
- 測定・モデリングから最終製品の製造までをワンストップで受託可能
- 摩耗や欠損を考慮し、本来あるべき寸法公差などを想定した再設計に対応
- 製罐加工や3Dプリントエコノミー素材など、最新技術への置き換えを提案
発表の背景
製造現場や設備保全の現場では、設備の老朽化に伴う部品の摩耗・破損、メーカーのサポート終了、海外調達品の図面紛失といった理由から、同一部品の再調達が困難になるケースが急増しています。こうした背景から、同社が培ってきた調達・製造ネットワークと独自の3Dデータ処理技術を融合し、単なる形状コピーにとどまらない、設計意図を考慮したモデリングと製造をシームレスにつなぐサービスの提供に至りました。
何が発表されたのか
本サービスは、現品の精密測定から、編集可能な3D CADデータ(STEP/IGES等)の作成、実際の部品製作までを5つのステップで進行します。まず現品の仕様や摩耗状態を確認し、3Dスキャナー等でデジタル化します。その後、設計・加工の知見を持つ技術者が介入し、摩耗や欠損のある現物から本来の設計意図を汲み取ったモデリングを行います。さらに、3Dプリンターを用いたプロトタイプによる嵌合・機能検証を経て、切削・板金・製罐・3Dプリントなど最適な工法で本製作を行います。
製造業・生産管理への見方
生産管理や設備保全の担当者にとって、古い設備の維持や海外製部品の調達難は、ライン停止に直結する重大なリスクです。本サービスは、図面が残っていない古い部品や代替品のない破損部品を、現物から高精度に再現・製造できるため、設備のダウンタイム最小化に寄与します。また、2024年5月に対応を開始した製罐(溶接)加工や、コストを低減できる3Dプリント素材など、最新の加工技術や新素材への置き換え提案も受けられるため、部品の長寿命化や調達コストの削減といった製造業DXの推進にもつながります。
現場で確認したいポイント
- 自社で稼働している老朽化設備の中に、図面がなく再調達が困難な重要部品があるか
- 摩耗や欠損がある現物部品から、本来の寸法公差を反映した正確なCADデータが作成できるか
- 試作段階での実機嵌合テストや、新素材への置き換えによるコスト低減効果を検証できるか
確認しておきたい点
リバースエンジニアリングの対象となる現物部品の材質や形状、破損の程度によっては、対応可否や測定精度が異なる可能性があります。また、本製作時の工法や素材の選定による具体的な納期・コストについては、事前のヒアリングと見積もりでの確認が必要です。
関連リンク
- 株式会社カブク コーポレートサイト:発表企業である株式会社カブクの公式サイトです。
- 株式会社カブク PR TIMES プレスリリース一覧:カブクの他サービスやプレスリリースの一覧が確認できます。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社カブク |
| 発表日時 | 2026-07-31 11:00:02 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |