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堆肥製造の技術承継を支援するクラウドDB公開。工程データの一元管理と企業間共有に対応

UCDコンサルティングが、堆肥製造のノウハウを蓄積・共有できる「堆肥オープンデータベース」を正式公開。属人化しがちな製造工程のデータを一元管理し、技術承継と業界内の知見共有を支援します。

生産現場のシステムNAVI編集部
堆肥製造の技術承継を支援するクラウドDB公開。工程データの一元管理と企業間共有に対応

この記事の要点: 株式会社UCDコンサルティングは、全国の堆肥工場が製造データを記録・蓄積し、各社の判断で公開・共有できるクラウドサービス「堆肥オープンデータベース(TAIHI Open Database)」を正式公開しました。ベテラン技術者の経験や勘に依存しがちな堆肥製造ノウハウをデジタル資産として社内に残すとともに、企業間で知見を共有し合えるプラットフォームを提供することで、業界全体の技術向上を目指します。

発表内容のポイント

  • 原料、配合、温度、送風量などの製造データを一元管理し、過去の履歴を容易に検索可能
  • 一次発酵から切返し、二次・三次発酵へと進む一連の工程を関連付けて継続的に記録
  • 企業ごとにデータは分離管理され、登録データごとに公開・非公開を任意に選択可能

発表の背景

堆肥製造の現場では、製造ノウハウが記録されずベテラン担当者の経験や勘に依存しているケースが少なくありません。そのため、担当者の退職や異動に伴う技術承継に課題を抱えていました。また、原料や設備、処理方法が工場ごとに異なる中で、他社の事例を参考にしたり、同じ原料を扱う工場同士で情報交換をしたりする仕組みが不足していたことから、安全にデータを蓄積・共有できる基盤として本システムが開発されました。

何が発表されたのか

「堆肥オープンデータベース」は、実際の製造現場での使いやすさを重視して開発されたシステムです。単なる温度記録にとどまらず、使用原料や配合割合、発酵槽、ブロア風量、発酵状態などを工程ごとに細かく記録できます。堆肥製造特有の「切返し」作業にも対応しており、切返し前後のデータを関連付けて、原料投入から製品化までの履歴を連続して確認可能です。データは企業ごとに分離して管理されるため、社内専用の製造管理システムとしても活用できます。

製造業・生産管理への見方

堆肥製造や有機リサイクル分野は、生物反応を扱うためプロセス管理が難しく、現場の「職人技」に頼る割合が高い領域です。本システムの導入により、これまでブラックボックス化しがちだった発酵プロセスを数値や条件として可視化し、標準化を進めることができます。また、自社内での技術承継にとどまらず、他社が公開した配合条件や温度推移などの事例をベンチマークとして参照できるため、製造プロセスの改善や、新規原料を採用する際の試験プロセスの効率化に寄与します。

現場で確認したいポイント

  • 自社の既存の温度測定方法や記録フローと、本システムの入力項目が適合するか
  • 他社へのデータ公開範囲に関する社内運用ルールやセキュリティ基準をどう設定するか
  • 現場の作業員が日々の配合や切返し作業のデータを無理なく入力できる運用体制を築けるか

確認しておきたい点

本システムは利用企業ごとにデータが分離管理されますが、他社公開データを利用した比較分析やグラフ表示などの機能は今後の改善項目とされており、現時点でどの程度の分析機能が実装されているかは個別確認が必要です。

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出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社UCDコンサルティング
発表日時 2026-07-30 16:32:44
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