ニュース

表面処理技術の産業利用、一般の7割が「知らない」と回答。認知度調査が示す現状

一般消費者500名を対象にした調査で、表面処理技術が半導体や自動車などの産業分野で活用されていることを「知らなかった」と答えた割合が約7割に達しました。

生産現場のシステムNAVI編集部
表面処理技術の産業利用、一般の7割が「知らない」と回答。認知度調査が示す現状

この記事の要点: 株式会社NEXERと関西ポリマー株式会社は、全国の男女500名を対象に「コーティング・表面処理技術の認知度」に関する共同アンケート調査を実施しました。その結果、フライパンの焦げ付き防止加工といった身近な用途での認知度は比較的高いものの、半導体製造装置や自動車部品などの産業分野における表面処理技術の活用については、全体の70.8%が「知らなかった」と回答している実態が明らかになりました。

発表内容のポイント

  • フライパンの焦げ付き防止加工が表面処理技術である認知度は約6割に達する
  • 半導体製造装置や自動車部品などの産業分野での活用は70.8%が「知らない」
  • 表面処理技術に対する最も強いイメージとして25.0%が「よく分からない」と回答

発表の背景

表面処理技術は、製品の耐久性や安全性を高めるために欠かせない基盤技術です。しかし、日常的に目にする機会が少ない産業用設備や部品のコーティングは、一般消費者にとってその存在を意識しにくい傾向にあります。技術の重要性と一般の認知度との間にあるギャップを把握し、今後の技術理解や情報発信のあり方を探るために本調査が実施されました。

何が発表されたのか

調査結果によると、フライパンの焦げ付き防止加工が表面処理技術によるものであることを「知っていた(なんとなく・聞いたことがあるを含む)」と答えた割合は6割を超え、身近な生活用品での認知は進んでいます。一方で、産業分野での活用については7割以上が認知しておらず、技術に対するイメージでも「よく分からない(25.0%)」や「専門的で難しそう(22.8%)」といった回答が上位を占めました。また、消費者からは「どのくらい強度が増すのか」「はがれることはあるのか」といった、耐久性や安全性に関する具体的な疑問が寄せられています。

製造業・生産管理への見方

製造業や生産管理の現場において、表面処理技術は製品の品質、耐摩耗性、耐食性を左右する極めて重要な工程です。今回の調査結果は、一般消費者やサプライチェーンの下流にいるユーザーに対し、自社製品の付加価値(耐久性や安全性)を説明する際の難しさを示しています。製造業DXや生産プロセスの可視化が進む中で、こうした「見えない技術」の価値や効果を、データや具体的な数値を用いて分かりやすく顧客へ伝達していくアプローチが、今後の市場開拓や信頼性向上において重要になると考えられます。

現場で確認したいポイント

  • 自社製品に施している表面処理の耐久性や安全性のエビデンスが顧客に伝わっているか
  • 産業向け部品や装置のコーティング技術について、非専門家にも伝わる説明資料があるか
  • 顧客から寄せられる「はがれ」や「寿命」に対する問い合わせへの対応基準が整備されているか

確認しておきたい点

本調査は一般消費者を対象としたインターネットアンケート(有効回答500サンプル)であり、製造業の現場従事者や調達担当者を対象とした調査ではない点に留意する必要があります。

関連リンク

出典情報

出典 PR TIMES
発表企業 株式会社NEXER
発表日時 2026-07-27 13:00:02
元記事 PR TIMESで読む

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です