この記事の要点: 株式会社メルカリは、20代〜60代の男女1,040人を対象に実施した「物価高とリユース活用に関する意識・実態調査」の結果を発表しました。物価高の影響で約5人に1人がリユース品の購入検討を増やす一方、直近1〜2年間でリユース品を購入していない層が約5割に上ることが判明。特にスマートフォンやブランド品などの高額品において、品質への不安が購入を阻む大きな要因となっています。
発表内容のポイント
- 物価高でリユース検討が増える一方、約5割は直近1〜2年で購入なしの実態
- スマホやブランド品などの高額リユース品では、約7割が品質や真贋に不安を実感
- プロによる整備やクリーニング、真贋鑑定などの品質保証があれば約5割が購入意欲
発表の背景
昨今の物価高を背景に、生活者の節約志向や賢い消費の選択肢としてリユース品の活用が注目されています。特にAI需要によるメモリ価格急騰の影響を受けるスマートフォンや、相次ぐ価格改定が行われているブランド品は新品価格の上昇が顕著です。こうした状況下で、リユース市場の現状と課題を把握し、安心・安全な取引環境を整えるための基礎データを得る目的で調査が実施されました。
何が発表されたのか
調査結果によると、リユース品を購入しない理由として「汚れや衛生面」「故障や劣化などの品質不安」「偽物への懸念」が上位を占めました。特にスマートフォンやPCなどの精密機器では「動作不良・バッテリー劣化のリスク」が73.3%に達し、ブランド品では「偽物・コピー品の懸念」が73.3%に上るなど、個人では判断が難しい内部状態や真贋への不安が浮き彫りになっています。これに対し、対象者の8割以上が購入時に「品質保証」を重視すると回答しました。
製造業・生産管理への見方
本調査結果は、製造業におけるリファービッシュ(整備済製品)事業や、二次流通市場を見据えた製品ライフサイクル管理(PLM)の重要性を示唆しています。特にスマートフォンやPCなどの電子機器において、メーカー公認の整備・クリーニング体制や、バッテリー劣化状態の客観的な証明、適切なデータ消去といった「プロによる品質保証」の仕組みを確立することが、リユース市場での信頼獲得と新たな顧客層の開拓に直結すると言えます。
現場で確認したいポイント
- 自社製品の二次流通時における品質保証や検査体制の構築余地はあるか
- リファービッシュ品市場への参入において、ユーザーが求める保証水準を把握しているか
- 製品の劣化状況や真贋を客観的に証明するための技術的アプローチが存在するか
確認しておきたい点
本調査は一般消費者を対象とした意識調査であり、製造業のBtoB取引や産業用機器のリユース市場に直接適用できる数値ではない点に留意する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社メルカリの企業情報ページです。
- 発表企業のPR TIMESページ
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社メルカリ |
| 発表日時 | 2026-07-14 11:20:01 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |