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米団体、301条に基づく繊維優遇策に循環型製造の追加を要請

米国の繊維団体AMCIRCが、USTRに対し、強制労働対策の貿易優遇策にリサイクル繊維や回収インフラなどの「循環型製造」を組み込むよう求めました。

生産現場のシステムNAVI編集部
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この記事の要点: 米国の循環型繊維団体AMCIRCは、米国通商代表部(USTR)が進める強制労働対策に関連した繊維貿易優遇策において、北米地域における「循環型製造(サーキュラーマニュファクチャリング)」を明示的に支援対象に加えるよう要請しました。同団体は、リサイクル繊維や回収・補修・再製造に必要なインフラを優遇策の対象に含めることで、強制労働リスクの高い地域への依存を減らし、域内の製造能力を強化できると主張しています。

ニュースのポイント

  • 強制労働対策の貿易優遇策に、リサイクル繊維や再製造インフラの追加を要請
  • USMCAやCAFTA-DR地域内での回収素材を域内調達原料として認めるよう提案
  • リサイクルや仕分けに必要な専門設備の輸入継続と将来的な国産化を要望

背景

この要請は、強制労働に関する通商法301条調査から派生した新しい繊維貿易優遇プログラムの提案に対し、2026年7月9日に正式な意見書として提出されました。全米繊維団体連合会(NCTO)などの業界団体が先立って提出した共同提案を支持しつつ、循環型経済の視点を組み込むことで、プログラムの効果をさらに高めることを目指しています。

何が起きたのか

AMCIRCは、米国やUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)、CAFTA-DR(中米自由貿易協定)加盟国で回収された繊維素材を「域内調達原料」として認定することを求めています。これにより、従来の一次原料と同等に扱い、域内での製造能力向上と輸出拡大を狙います。また、リサイクルや再利用のための繊維素材や二次原料が、信頼できる貿易パートナー間で円滑に国境を越えて移動できるよう、関税面などの法整備も求めています。さらに、高度な仕分けや処理に必要な専門設備は現在米国外からの輸入に頼っているため、これらの輸入を維持しつつ、将来的な国内製造を促す投資の必要性も訴えています。

製造業・生産管理への見方

繊維・アパレル分野におけるサプライチェーンの再構築と、環境配慮型製造への移行を示す動きです。製造業の生産管理や調達部門にとっては、単なる廃棄物削減にとどまらず、「回収・補修・再製造・リサイクル」という一連の循環プロセスを製造工程の一部として組み込む先進事例となります。特に、強制労働などの人権リスクを排除したクリーンなサプライチェーンを構築する上で、域内のリサイクル素材や再生インフラを活用することが、地政学的リスクの回避と安定調達につながるという視点は、他分野の製造業にとっても重要な指針となります。

現場で確認したいポイント

  • 自社の調達サプライチェーンにおいて、強制労働などの人権リスクが存在しないか
  • 廃棄ロスや回収素材を再利用・再製造する「循環型製造」のプロセスが構築可能か
  • 環境規制や貿易優遇策の変化に伴い、代替となる域内調達ルートが確保できているか

確認しておきたい点

本件はAMCIRCによるUSTRへの要望段階であり、実際に301条に基づく優遇策に循環型製造が正式に組み込まれるかどうかは現時点で未確定です。

出典情報

出典 Yahoo Finance
公開日時 2026-07-13T11:21:49Z
元記事 Yahoo Financeで読む

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