この記事の要点: 株式会社D'isumは、スマートフォンとタブレットを活用して機械設備の故障予兆を検知するオンライン故障予知サービス「D’Insight_FP」を2026年7月より提供開始しました。本サービスは、初期費用および年間利用料がそれぞれ50万円程度に抑えられており、設定済みの端末を使用することで最短1週間という短期間での稼働が可能です。ITスキルを必要とせず、手軽に導入できる仕組みを特徴としています。
発表内容のポイント
- スマホとタブレットを活用し、最短1週間の準備期間で手軽に導入可能
- 初期費用50万円、年額50万円程度という低コストで予知保全を実現
- 機械の音や振動をスマホで測定し、独自の可視化技術で劣化指標をチャート表示
発表の背景
中小規模の工場において、設備の突発的な故障は納期遅れや多額の設備更新費用といった大きな損失に直結します。しかし、従来の故障予知ソリューションはオーダーメイド型が多く、導入までに約1年の準備期間と高額なコストがかかるため、大手工場以外での導入が困難でした。こうした課題に対し、手軽かつ低コストで導入できる予知保全システムへの需要が高まっていました。
何が発表されたのか
「D’Insight_FP」は、故障が懸念される動力部やファン、バルブなどの近くにスマートフォンを設置し、機械の音や振動を測定します。スマートフォン内でデータを一次処理して圧縮した上でクラウドに転送するため、通信負荷を抑えられるのが特徴です。クラウド上では独自の可視化技術により、正常時からのデータの乖離度合いを「劣化指標」としてチャート表示し、劣化の進行速度や劣化量に応じて警報を発出します。日本語と英語に対応しており、オンラインサポートを通じて国内外の工場で利用可能です。
製造業・生産管理への見方
製造現場における保全業務は、故障後に対応する「事後保全」や、定期的に部品交換を行う「予防保全」が主流でしたが、過剰なメンテナンスコストや突発的な停止を防ぐため「予知保全」への移行が求められています。本サービスは、高価な専用センサーやデータ処理用の周辺機器を導入することなく、安価なAndroid端末などを活用して稼働できるため、これまでコスト面で導入を見送っていた中小工場や、海外に展開する生産拠点でのDX推進において現実的な選択肢となります。
現場で確認したいポイント
- 自社の対象設備(動力部や回転部など)の近くにスマホを設置できる環境があるか
- 初期費用のみで1ヶ月間試せる無償試行サービスで、検知精度を検証できるか
- 将来的にリリース予定とされている、出荷検査や品質管理のオプション機能の仕様
確認しておきたい点
本サービスで利用するスマートフォンやタブレットの具体的な推奨スペックや、防水・防塵・耐熱対策などの設置環境における注意点については、事前にメーカーへ確認する必要があります。
関連リンク
- 発表企業サイト:株式会社D'isumの公式ウェブサイトです。
- 発表企業のPR TIMESページ:株式会社D'isumのプレスリリース一覧です。
出典情報
| 出典 | PR TIMES |
|---|---|
| 発表企業 | 株式会社D’isum |
| 発表日時 | 2026-07-09 10:11:15 |
| 元記事 | PR TIMESで読む |